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切り抜き詳細

発行日時
2013-6-30 8:36
見出し
「二刀流の剣士」
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3565 「二刀流の剣士」への外部リンク
記事詳細
 丹波市剣道連盟の100回目となる剣道大会を取材した。 実は私、 これまで剣道をしたことがない。 そればかりか、 恥ずかしながら剣道の試合を見るのも初めてだった。  大会でひときわ目を引いたのは、 二刀流の剣士が1人いたことだ。 左手に短い竹刀を持って体の前で構え、 右手には長い竹刀を持って頭上に構える。 その剣士が登場すると、 二刀流見たさに、 観客も集まってきた。   「二刀流ってありなん?」 と思い始めると、 なぜ二刀流なのかと質問したくてうずうずしてきたので、 試合後に突撃取材を試みた。 三田市から参加していた二刀流剣士の尾濱哲也さんは、 年を重ねるごとに踏み込みの速さが鈍り、 駆け引きを覚えるために二刀流にしたという。 基本的には短い竹刀で相手を崩し、 長い竹刀で攻撃する。  尾濱さんは 「二天一流武蔵会」 というものに所属しているそうだ。 剣豪の宮本武蔵を師と仰ぎ、 二刀流を用いた剣道を実践し、 研究する会。 でも、 尾濱さんは 「二刀流は戦いにくい。 竹刀1本で戦う方がよっぽど戦いやすい。 人とは違うことをしたかったから」 とほほ笑んでいた。(田畑知也)