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切り抜き詳細
発行日時
2013-6-23 8:49
見出し
蛍の夜
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3559
記事詳細
久しぶりに故郷の友達と楽しい夜を過ごした翌日は、 午後と夜の二つの句会へ。 所属している結社の同人になってから始めた句会も、 今年の八月でまる八年になる。 「ひまわり句会」 の方は、 当初からのメンバーは半分になったけれど、 その後、 参加してくれた人もあるので、 だいたいいつも十人ほど集まって下さる。 一年半だけは母も会員だったこともあり、 たまには母の俳句を季節の俳句として鑑賞してもらうこともある。 夜七時からの 「つはぶき句会」 は、 昨年の十月に始まった。 お勤めや、 昼間は忙しい人のために設定したので、 現役の若い人も参加、 また一味違う雰囲気だ。 色々な丹波の情報も教えて下さる。 この日は 「柏原川の蛍がすごい出てますよ」 「えーっ、 昨日の夜、 東奥の川で二匹ほど見たけど、 いっぱいなの?」 「すごいらしいですわ」 「見たい、 見たい。 句会終ったら見に行きましょう」 と言うと、 「蛍は八時頃には寝てしまいまっせ」 と言う人も。 「宵っ張りのが、 ちょっとくらい起きてるかも」 ということで、 九時過ぎに立ち寄る。 橋からのぞくと、 いるわ、 いるわ。 「すごーい、 いっぱいいるやないの!」 とみな大興奮。 「ここで、 こんなにようけ見たんは初めて、 これまで大雨がなかったから、 かえってよかったんやろか」 などと言い合う。 土手の草や木の枝にもとまる。 誰かが草に手を伸ばしたらとまった。 その一匹を手移しで手の平にのせてもらう。 こそばゆい感覚、 指の間から洩れる光、 何だかとても懐かしい。 「来月の句会には、 蛍の俳句をみんな一句出しましょう」 と言って別れた。