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切り抜き詳細
発行日時
2013-6-20 11:16
見出し
“ほら貝”愛好家ら初の講習会 6月30日
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1620
記事詳細
丹波市や播磨地域のほら貝愛好者でつくる 「はりま立螺 (りゅうら) 之会」 (15人) が、 6月30日午前10時から伊尼神社 (丹波市氷上町新郷) で、 丹波地域では初めての講習会を開く。 同会会長で、 元氷上西高校長の大中政實さん (65) =神崎郡神河町=と、 同会事務局長の三崎嘉之さん (72) =丹波市氷上町谷村=の2人の有段者らが、 基礎から無料で指導する。 2人は、 「魅力的なほら貝の音色をぜひ味わってほしい」 と参加を呼びかけている。 講習会では、 模範吹鳴のほか、 「乙音」 「甲音」 「別揺り」 など、 それぞれに違った独特の音色やリズムを学ぶ。 服装は自由で、 飲み物やタオルを持参。 ほら貝は貸し出す。 同会は、 大中会長らの呼びかけで2007年4月に発足。 音色の追求、 健康づくり、 地域への元気発信―をモットーに活動している。 08年に県立芸術文化センターで開かれた催しで“デビュー”。 以来、 県内を中心に各地の催しに出演したり、 毎年11月に開催される愛知県石鎚山での講習会に参加し、 技術の研さんを積んでいる。 指導する2人は、 広くほら貝を教えている 「石鎚立螺之会」 に入門し、 石鎚立螺法を習得。 大中会長は2段、 三崎さんは初段の腕前。 大中会長は、 氷上西高校長をしていた2003年、 同校の創立30周年式典で披露する太鼓の練習中、 指導者からほら貝を吹いてみないかと促されたが、 全く音が出せなかった。 「それが悔しくて練習するようになり、 音が出るとうれしくなって」 と笑う。 ひょうたん細工の仲間だった三崎さんも、 その音色に魅せられ、 「新しいことに挑戦しよう」 と練習を始めたという。 大中会長は、 「古いしきたりなどに縛られていると、 ほら貝は廃れるばかり。 多くの人に、 山々にこだまする音色の迫力にふれてほしい」 と話す。 三崎さんは、 「ほら貝の魅力は音色。 丹波には格好の練習場所がいくらでもある。 丹波でも同好会がつくれれば」 と期待している。 前日までに申し込みを。 三崎さん (0795・82・0152)。 写真・丹波地域で初めてのほら貝の講習会を開く大中さん (左) と三崎さん=伊尼神社で