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切り抜き詳細
発行日時
2013-6-9 9:05
見出し
丹波の女流俳人たち
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3544
記事詳細
大手会館 (旧氷上高等小学校舎) が、 いよいよレストラン・カフェとして改修されるとか、 とても嬉しい。 この前庭に、 私が敬愛する郷土の俳人、 細見綾子の句碑がある。 平成七年、 俳誌 「風」 の丹波在住会員により建立された。 「雉子鳴けり少年の朝少女の朝」 という句が、 綾子の筆太の字で記されている。 私の母もこのとき健在で、 梅津さん、 鈴木さん、 梅垣さんらと共に、 句碑のために奔走した。 梅津さんも鈴木さんもすでに鬼籍に入られた。 帰省する度、 この句碑を訪れる。 丹波は俳句に深く関わる町だ。 何といっても 「田ステ女生誕地」 だ。 先日、 行われた 「ステ女俳句ラリー」 では、 私の句会の若手が、 宇多喜代子賞を受けて、 とても嬉しかった。 ステ女さんは元禄時代の人なのに、 私にとってはなぜか幼馴染のような気がする。 それは崇広小学校の一年生のときにステ女像が建てられ、 六年間、 共に過ごしたせいかもしれない。 今は学校の外に出されたのが寂しい。 先日、 句会の方たちとステ女公園を吟行で訪ねた。 そこで、 とても懐かしいものに再会した。 私が子ども時代によく遊ばせてもらった西楽寺にあった石地蔵だ。 何でもステ女が建立したものという。 少し怖い御庫裏さんに叱られながら、 境内でよく遊んだ。 この地蔵さんによじ登った記憶もある。 六月になると塀沿いにヤマモモが熟し、 拾って食べたり、 門のすぐ下の石畳でべッタンやビー玉に興じた。 石地蔵に再会して、 何だか涙が出そうになった。 願わくは、 綾子の句碑も、 母校である旧女学校の庭から出さないで欲しいものだ。