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切り抜き詳細
発行日時
2013-6-9 9:00
見出し
愛の鎖
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3546
記事詳細
本紙6面 「自由の声」 に掲載の 「高校生の孫娘に支えられた日々」 をぜひ読んでいただきたい。 きっと女子高生の心根のやさしさに感心されるだろう。 ▼ここで心理学のテスト―。 今、 あなたは車を運転していると想像してほしい。 すると、 タイヤがパンクした車のそばにドライバーと思われる女性が立ち、 男性がタイヤ交換しているところを目撃した。 400メートルほど走ると、 またもやパンクした車があった。 車のそばには、 困った様子の女性がいる。 しかし、 誰も助けていない。 あなたは車を止めて、 その女性を助けるだろうか。 ▼実際にこんな実験をしてみたところ、 2000台中58台が車を止めた。 比較のため、 別の実験も行った。 男性が手助けしている現場を見ることなく、 タイヤがパンクした女性に遭遇するものだ。 止まった車は2000台中35台だった。 ▼この実験は、 援助行動に接すると、 援助行動が促されることを示している。 つまり、 人のやさしい行動にふれた人は、 同じようにやさしい行動をとるようになる。 やさしさは、 やさしさを生むというわけ。 ▼冒頭の女子高生。 こんないい話を伝えられるのは弊紙の喜びである。 「善い行いは、 一つひとつがつながって愛の鎖をつくってゆきます」 (マザー・テレサ)。 紙面を通して、 愛の鎖づくりにかかわりたい。(Y)