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切り抜き詳細

発行日時
2013-6-6 10:11
見出し
丹波でFAST運動を
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3542 丹波でFAST運動をへの外部リンク
記事詳細
 柏原赤十字病院が丹波の森公苑で開いたイベントで、 木村充・市立西脇病院副院長の脳卒中に関する講演を聞いた。 予防には、 とにかく血管の健康を維持しないといけないと理解した。 脳梗塞にかかった時点で、 すでに血管が傷んでおり、 かかった後は、 血管をいたわる治療しかできないので、 ぼろぼろにならないよう予防が大事ということだ。  片山覚柏原日赤院長が 「FAST」 という言葉を紹介した。 脳卒中の症状を早期発見し、 対処するためのサインで、 顔 (FACE、 片方の頬がゆがむ)、 腕 (ARM、 手が上がらない)、 話し方 (SPEECH、 言葉がもつれる)、 時間 (TIME、 早く受診する) の頭文字を取ったものだ。 1つでも症状に当てはまったら、 脳卒中を疑い、 一刻も早く受診しようという運動だ。  丹波地域は、 脳血管疾患の治療を、 西脇病院を中心とした他地域に頼らざるを得ない。 予防が最も大事だが、 次に大事なのは、 発症した時に 「早く」 対処することだ。 不安が多い脳血管疾患について、 「FAST」 運動。 1人でも後遺症に苦しむ人を減らすため、 丹波で取り組む意味は大きいと考える。(足立智和)