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切り抜き詳細
発行日時
2013-5-31 8:05
見出し
古民家の“物語”描く 各地旅した35点 山南の酒井さん個展
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6810
記事詳細
山南町岩屋の酒井義己さん (72) が、 6月2日から西脇市の国登録有形文化財、 旧来住 (きし) 家住宅で個展を開く。 リュック1つ背負って各地を旅し、 人との出会いを楽しみ、 人々の営みを感じながら描いた水彩画約35点を出品する。 古い建物や、 暮らしぶりがにじみ出た人物を中心に描いており、 「『命』や、人々の『想い』が伝われば」と話している。 同16日まで。 この1年で旅した大阪、 奈良、 岡山などのほか、 地元の丹波市、 篠山市で見つけた古い民家、 人物などを出品する。 大きさは、 3―50号。 いずれも描きたいと思ったものを真ん中にドンとすえる独特の構図で、 優しい筆遣いと色合いが心を和ませる。 酒井さんは、 54歳で1年早く会社を早期退職。 「勤めの錆を落とす」 (酒井さん) つもりで、 和歌山へふらりと旅しながら、 行く先々で絵筆を執った。 早くに父親を亡くし、 公私ともに気持ちの余裕がなかったが、 定年を前にし、 「幼いころから好きだった絵を描きたいという思いが抑えられず、 爆発した」 と振り返る。 以来、 これまでに訪れた場所は250カ所以上。 最小限の荷物で、 車中泊や野宿をしながら1―2週間、 旅に出る。 一緒に遊んだ子ども、 飲み物や果物などをくれたおばあさんなど、 いくつもの忘れられない出会いがあった。 また、 描きたい建物が見つかると、 回りをぐるりと歩き、 建物に手をあて、 その建物の歴史、 人の営み、 栄えていたころの町並みを想像し、 “物語”を感じてから描きだす。 このため、 「警察の職務質問を受けたことも何度か。 でも絵を見せると納得してもらえる」 と笑う。 2001年8月、 61歳で西脇のギャラリーで初個展を開いて以来、 今回で19回目。 「旅先での出会いは大切な宝物。 風景の中に身を置き、 見たままを描く。 難しく考えずにやってきたから続けられているのでは」 と話している。