パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で1台あたり年317円!!

オルビス

切り抜き詳細

発行日時
2013-5-23 11:06
見出し
SNS活用し談論の輪 哲学カフェ・坊主カフェ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6782 SNS活用し談論の輪 哲学カフェ・坊主カフェへの外部リンク
記事詳細
 ソーシャル・ネットワーク・サービス (SNS) のフェイスブックを使って情報を共有し、 まちづくりなどの課題について会員が自由に語り合う 「カフェ」 風のサークルが、 丹波地域で流行 (はや) っている。 人の話を受け身で聞くだけでなく、 会員が主体的に参加して共感を作り、 コミュニケーションを深めていくもの。 長く続いている 「たんば哲学カフェ」、 「BOWS (坊主) カフェ」 の2例を紹介する。  小橋昭彦さん (NPO情報社会生活研究所代表) らまちづくりに関わる人らが中心になって2年半前に作った 「たんば哲学カフェ」 は、 ほぼ毎月、 例会を開いている。 「偶然」 「恋愛」 「本能」 など緩やかなテーマで自由に話し合ってきたが、 今年3月の21回目から 「まちづくりと思想家」 というテーマを立て、 シリーズで進めることに。  柏原町の会員宅で3月末に開いた例会には20人余りが出席。 各自の思いついたキーワードをホワイトボードに貼り付け、 高嶋正晴・立命館大教授の進行で 「地域力を高めるためにはどうする」 という問題提起のほか 「新しい公のあり方」、 「望ましい行政単位とは」、 「集落の日役 (ひやく) の意義」、 「まちづくりを時間で捉える」 など次々に議論の輪が広がっていった。 またベルグソン、 ベンヤミン、 メルローポンティといった、 まちづくりにヒントになりそうな思想家などが各会員から紹介された。  また5月には、 「定常型社会の新しい仕事と働き方」という論文(広井良典千葉大教授) をもとに、 持続可能な経済成長のあり方、 地域活性化の意味などについて議論し合った。   「決して難しいことを論じるわけではない。 結論も出ない。 自分の気付かなかった視点を学ぶことにより、 問題意識を共有できれば」 と小橋さん。 メンバーは丹波市、 篠山市、 大阪府などに住む会社員、 自営業者、 主婦など約50人。 大半はフェイスブックに登録し、 ブック上のページに例会の予告、 報告、 参加者の感想などを掲載している。  一方、 「坊主カフェ」 は青蓮寺 (丹波市氷上町) の荒木伸雄住職、 石材店経営の堀公治さん (柏原町) らが 「仏教の寺や僧は人々を救うという本来の目的を果たせているかという問題意識で、 特に若い坊さんが檀家以外の人と話せる機会を作りたい」 (荒木さん) との思いで昨年立ちあげた。 丹波市内の会社員、 自営業者、 葬儀センター関係者、 医師、 弁護士、 議員ら約70人が会員になり、 うち各宗派に渡る若手の僧侶が10数人。 会員の寺を会場にした例会は4月末で14回を数えた。   「寺をどのように見ているか」 「何を期待するか」、 また 「悟りとは」 「お布施とは」 などについて、 僧侶、 一般人双方の見方を話し合ってきたほか、 特定のテーマを立てずに日頃の悩み、 聞いてほしいことなどについてもざっくばらんに語り合っている。  同カフェもフェイスブックに独自のページを作成。 荒木さんは 「宗教や寺に関心を持つ方々が随分多いということが確かめられた」 と話し、 堀さんは 「葬儀や法事の時だけでなく、 普段からお寺と気易くつながれるきっかけになれば」 と話している。