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発行日時
2013-5-19 8:45
見出し
青山家伝来の資料18点「篠山の明治維新」展 篠山市立歴史美術館で6月2日まで
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 篠山市立歴史美術館 (呉服町) で明治維新時代の篠山の様子にスポットを当てた企画展 「篠山の明治維新」 が始まった。 NHK大河ドラマ 「八重の桜」 で、 明治に関心が高まっている昨今。 篠山城主、 青山家に伝来する貴重な資料を中心に、 「その時、 私たちが住む篠山は?」 という疑問に応えられる内容となっている。 6月2日まで。  企画展では、 版籍奉還の際に明治新政府と篠山藩の間で交わされた文書 「藩制始末略」 や、 青山左京大夫忠敏に宛てた 「笹山藩知事任命書」、 明治維新後、 子爵となった青山忠誠が着用した 「爵服」 などの資料18点が展示されている。  江戸時代の青山家は、 老中など江戸幕府の要職を務めていた。 1868年に勃発した鳥羽・伏見の戦いにも600人を出発させたが、 途中で王政復古に傾いているという情報を得たため、 篠山へ帰った。  その後、 「幕府への忠勤か、 新政府への恭順か」 という決断を迫られたが、 激論の末に恭順を決定。 福住に本陣を構えた西園寺公望らに京都出兵の許しを請うている。 企画展でも、 西園寺が福住の山田家に掲げた 「本陣表札」 が展示されており、 往時を思い起こさせる内容となっている。  幕府への恩顧と新政府の大義名分の板ばさみとなった篠山。 同施設は、 「明治と言っても、 少しだけ昔の話。 ドラマなどで明治が取り上げられることが多いが、 その時の篠山にも思いを馳せてもらえれば」 と話している。  同施設の開館時間は、 午前9時―午後5時。 月曜休館。 入館料は大人300円、 高校・大学生200円、 小・中学生100円。 同施設 (079・552・0601)。