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切り抜き詳細

発行日時
2013-5-2 8:48
見出し
平和推進委のこれから
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3512 平和推進委のこれからへの外部リンク
記事詳細
 山南中学校3年生が5月7日、 修学旅行で沖縄へ出発する。 現地で開く平和セレモニーに向けて大きな横断幕やモニュメントを作製したり、 事前学習をするのが伝統になっている。 それを受け継ぐ生徒主導の平和推進委員会が今年度、 創設から15年の節目を迎えた。  1996年、 当時の3年生が修学旅行に行く際に巨大版画を作製し、 広島の平和公園に献納。 近くに住む松田忠晴さんの目にとまり、 交流が生まれ、 同委員会発足のきっかけになった。  まだ記者として駆け出しのころ、 同校の生徒と松田さんとの交流を取材したのを覚えている。 2005年には、 モニュメント製作途中に、 「沖縄まで持ち運びにくいから、 平面のものができないか」 と指摘する教諭に対し、 「先生に言われてあきらめるようでは、 平和なんか訴えられへん」 と、 分解して持ち運べる方法を自ら考え、 その声を押し切った、 という生徒の姿を取材している。  現委員長は平和宣言文で、 「武器を持たなくても言葉が武器になることもある。 ほんの少しのやさしさで人を救うこともできる」 と、 普段の言動が平和につながることを強調した。 戦争を勉強する中で、 「平和」 の意味を身近な暮らしに置き換え、 自分たちなりに考え、 理解しようとする姿は、 いつも力強さを感じる。  平和推進委員1年生は、 今はもう30歳になる。 中には子どもを授かった人もいることだろう。 彼らは、 次の世代に 「平和」 をどう語るのだろう。 紛争、 テロ、 いじめ、 虐待、 自殺…。 15年たった今も悲しいニュースが流れない日はない。 中学時代に学んだことが本当に生かされるのはこれからだ。(芦田安生)