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切り抜き詳細
発行日時
2013-4-28 8:53
見出し
平和の尊さ伝え15年 沖縄修学旅行前に集会 山南中学校
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6712
記事詳細
5月7―9日の日程で、 沖縄への修学旅行に出発する山南中学校の3年生 (68人) でつくる平和推進委員会 (22人) が4月30日、 同校で 「平和集会」 を開く。 現地で開くセレモニーで使用する長さ25メートルもある横断幕や、 献納するモニュメント、 平和宣言を発表し、 後輩たちに平和の尊さを伝える。 生徒主導で伝統的に受け継がれてきた同委員会は今年度、 創設から15年の節目を迎える。 同委員会は、 2年生の3学期に希望者で組織。 横断幕、 モニュメント、 集会の進行―の3つのグループに分かれ、 それぞれ協力し合いながら準備を進めてきた。 市内中学校はいずれも修学旅行で沖縄へ行き、 平和学習をしているが、 生徒主導の委員会が活動しているのは同校だけで、 伝統になっている。 横断幕には、 活動のスローガン 「Let’s make a peaceful future together~平和な未来へ~」 の文字を記した。 また、 直径25センチほどの発泡スチロール製の球体の表面に、 7色の折り鶴をびっしりと突き刺した地球儀型のモニュメントも制作。 全校生徒に呼びかけて作ってもらった折り鶴をつなぎ、 千羽鶴も作っている。 また、 3年生は、 ひめゆり学徒隊や、 空襲時に身をひそめたガマなどに関するDVDを鑑賞したり、 図書室で詳しく調べた上で、 自分自身の 「平和宣言」 をまとめるなどの事前学習に取り組んだ。 委員長の岡田皓紀君は、 「2歳上の姉が平和推進委員をしていて自分もやってみたいと思った。 当時の平和宣言文に感動した」 と振り返る。 それだけに平和宣言文づくりには力を入れたといい、 戦争の悲しみを伝えるほかにも、 「武器を持たなくても言葉が武器になることもある。 ほんの少しのやさしさで人を救うこともできる」 と、 普段の言動が平和につながることを強調した。 副委員長の一人、 廣瀬彬君は事前学習を通じ、 「ひめゆり学徒隊のエピソードが悲しく、 2度と繰り返してはいけないと思った」 と話す。 今年度は節目の15年目。 「いろんな人に支えられながら受け継がれてきたのはすごいこと。 自分たちも後輩に伝えていきたい」 と話している。 ◆山南中の平和学習 1996年、 当時の3年生が広島と長崎に修学旅行に行く際、 原爆を描き続けた美術家の絵を元にした巨大版画を作製し、 献納。 平和公園の近くに住み、 家族を原爆で亡くした松田忠晴さんが、 この作品に感動したのがきっかけで交流が始まる。 99年に松田さんが8月の平和祈念式典に同校2年生を招待したのを機に同委員会が発足。 以来、 年間を通じ、 修学旅行の際に平和セレモニーを開いたり、 モニュメントを作製。 2010年にはオリジナル曲 「沖縄の海 (ウチナーの海)」 も作った。 さらには長崎で被爆したクスノキを育てたり、 ユニセフ募金に協力するなどの活動を続けている。