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切り抜き詳細
発行日時
2013-4-25 14:03
見出し
丹波焼をアメリカへ 英語パンフレットを製作 篠山市出身の酒井奈美さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1570
記事詳細
篠山市油井出身で、 アメリカ・ニューヨーク在住の酒井奈美さん (36) が、 日本の伝統工芸をアメリカに紹介するプロモーション事業をスタート。 第一弾として、 郷土が誇る工芸品 「丹波焼」 を紹介する英語のパンフレットを製作した。 単なる容器ではなく、 美術的な要素も秘めつつ、 日用雑器として長い歴史を紡いできた丹波焼。 パンフレットを使い、 アメリカの報道各社やレストランなどへの売り込みを始めている酒井さんは、 「アメリカでは器を楽しむという習慣がない。 代々受け継がれてきた丹波焼のすばらしさを伝えることで、 篠山の活性化につなげることができれば」 と意気込んでいる。 写真・酒井さんが製作したパンフレット パンフレットは、 A4ほどの大きさで三つ折。 表紙には一輪挿しとともに 「丹波焼」 を日本語とアルファベットで表記している。 丹波焼の里、 今田町の景色や焼成中の陶器、 登り窯などの写真をふんだんに使った内容は、 ▽800年以上に及ぶ歴史と伝統▽美術と技術の要素▽器と食とのかかわり―などを説明している。 篠山鳳鳴高校卒業後、 ペンシルバニア州立大学に進学して美術史を専攻。 ニューヨーク大学大学院ではグラフィックデザインを学び、 現在は広告プロデューサーを務めている。 「アメリカで長く生活を送るうちに、 日本や地元の役に立ちたいと思うようになった」 という酒井さん。 美術史を学んでいたこと、 広告プロデューサーを務めていることから、 日本に数多くあり、 アメリカでは少ない 「伝統工芸」 のプロモーションに着目したとき、 郷里の丹波焼を応援したい気持ちに駆られた。 1年ほど前から構想を練り始め、 協力してもらえる窯元を探していたところ、 「雅峰窯」 (今田町上立杭) を紹介され、 タッグを組むことに。 サンプル作品をアメリカに届けてもらったほか、 丹波焼のいろはも教わり、 パンフレット製作の準備をスタートさせた。 より丹波焼がアメリカ人にも伝わるようにと、 文面は陶芸経験のあるアメリカ人ライターに依頼。 カバー写真も本格的なスタジオで撮影するなどの力の込めようだ。 250部を製作したが、 すべて酒井さんの自費によるもの。 今後、 アメリカでの営業を通して酒井さんが仲介人となり、 丹波焼の受注を狙いたい考え。 アメリカでは日本の陶器は高い評価を得ているものの、 美術品としての側面が強く、 レストランなどで使用されることはまれ。 酒井さんは美術的要素を持った実用品であることを紹介していく。 酒井さんは、 「アメリカで紹介して、 反応が得られても、 安い大量受注をすることなく、 手づくりの工芸ということをわかってもらえるようなプロモーションをしたい」 と言い、 「大量生産の国、 アメリカでは、 伝統工芸は少ないし、 丹波焼のように家族で受け継がれているものはない。 そんな文化があることをたくさんのアメリカ人に知ってもらえれば」 と意気込んでいる。 雅峰窯の市野秀之さん (49) は、 「丹波焼は日本六古窯の一つではあるが、 まだまだ外へのPRが必要だと思う。 酒井さんに製作してもらったパンフレットも含め、 活動をしていく中で何かチャンスができるのでは。 そんな活動を通して丹波焼全体が盛り上がれば」 と話している。