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切り抜き詳細
発行日時
2013-4-18 11:20
見出し
子どもたちに残したいもの
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3496
記事詳細
さわさわと水が流れ入り、 ゴーゴーと賑やかに代掻きの機械が田んぼを行き来する。 頬に受ける風はふんわり、 陽の光は暖かく、 ニコニコ顔の子どもたちが布を敷いて、 お向かいの田んぼの様子を見学。 土手にはタンポポやキンポウゲの黄色、 野の花のスミレ色、 紅色、 若葉の萌黄色。 遠くの山には鮮やかなヤマツツジ。 透き通った青空にトンビが飛び交い、 ピーチクピィと小鳥たちの声も聴こえて来る。 春、 生き物たちの命が一層輝かしく感じられ、 本当に田舎で暮らしていて良かったと思うと同時に、 この農村風景は子どもたちが大きくなった時に残っているだろうかと一抹の不安に襲われる。 育児に家事に時々農業の毎日だから、 母ちゃんは難しいことはよく分からないが、 ほんの少し前までは日本の大半が中山間地でこんな風景に囲まれていたのでは。 美しい里山風景は古人たちが守り続けてきたからこそ美しく、 もっと身近に農業や林業などがあったはず。 それが今は生産者と消費者に距離 (生産地と消費地の距離かな?) が生じ、 農業を守ろうとか言ってもピンと来ない人の方が多いのかな?なんて。 確かに母ちゃんだって店に行けば、 お財布事情により安いものはありがたい。 でも一方で、 生産者としては何でも安くは売れない。 TPPがどうのこうのは賛否両論だけど、 この四季折々の美しい日本の風景や日本人ならではの情緒豊かな言葉や感覚は、 古人から子どもたちへちゃんと受け渡さなければならないと何となく思うのだが。 (古谷暁子・ブルーベリー農家)