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切り抜き詳細
発行日時
2013-4-18 11:19
見出し
賢い消費者に―すごろく考案 消費者教育・啓発活動グループ「Sno」
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6662
記事詳細
消費者教育・啓発活動グループ 「Sno (スノー)」 (方山桂子代表、 10人) が、 インターネットや携帯電話によるトラブル、 悪徳商法、 食の安全などに関するトラブルに遭わない力を幼いころから養ってもらおうと、 子ども向けのすごろくを考案。 遊びながら賢い消費者になるための知恵を身につける内容で、「丹波市、 篠山市内の小学生や高齢者に向けて体験型学習会を実施していきたい」 と意気込んでいる。 ホームセンターで購入できるジョイントマットを活用し、 すごろくのコースを設定。 サイコロの目に応じて進み、 クイズに答えながら宝石か金貨をたくさん集めた人が勝利―というルール。 たくさん金貨・宝石がもらえるラッキーチャンスや、 反対に駒を戻すか、 金貨・宝石を支払わなければならない場所もある。 「お店によって商品の値段がちがっているのはなぜ?」 「オンラインゲームをしている相手は、 『小学生』 って言うけど本当かな?」 「留守番をしていたら、 知らない人から電話がかかってきて、 『家族の携帯番号を教えて』 と言われた。 どうしたらいいの?」 「朝食を食べると、 体にどのような働きがあるかな?」 ―など、 子どもたちにも分かりやすい言葉で、 注意すべき事例をクイズにした。 また、 「むだづかいをしなかったので、 こづかいがたまった。 3つ進む」 「電車でお年寄りに席をゆずった。 4つ進む」 などのよい行動や、 反対に 「(ネットなどで) お友だちと思っていた相手は大人だった。 宝石を10個とられる」 「スーパーでお菓子を買い、 コインを2枚払う」 など、 被害に遭う事例や消費する行為を、 カードをひくことによって疑似体験できるようにしたり、 一般的ななぞなぞも交ぜて、 子どもたちが飽きないように工夫している。 昨年秋ごろから制作を始め、 今年3月に新井小学校アフタースクールで試行し、 改良を加えた。 会場の広さに応じて、 利用するスペースをマットの数で調整でき、 子どもだけでなく、 お年寄りにも楽しんでもらえるのが特徴。 中・高校生にはテーブルの上でできるサイズを試作することも検討中。 同グループは、 丹波の森公苑内にある 「丹波消費生活センター」 の元スタッフが昨年4月に結成。 消費者教育に必要なプログラムや教材の作成、 学習会の実施、 消費者トラブル防止に関する講演会の講師を紹介する―などの活動を展開している。 代表の方山さん (柏原町田路) は、 「すごろくのほか、 寸劇も計画しており、 世代、 年齢に応じた啓発の方法を工夫していきたい」 と話している。 方山さん (090・9886・6840)。