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切り抜き詳細

発行日時
2013-4-14 8:46
見出し
農業塾が開講 野菜作り指導 今田まち協・ぬくもりの郷協
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1561 農業塾が開講 野菜作り指導 今田まち協・ぬくもりの郷協への外部リンク
記事詳細
 今田まちづくり協議会 (藤本忠男会長) と、 ぬくもりの郷振興協議会 (前川直和会長) による 「ときめき農業塾」 が4月11日、 こんだ薬師温泉ぬくもりの郷 (篠山市今田町今田新田) で開講した。 農業従事者の高齢化や後継者不足が加速しているなか、 それら地域課題の解決の一助になればと両者が手を組み、 3年前から農業塾を行っている。 今年は23人が受講。 講師陣に同町内の篤農家をはじめ、 丹波農業改良普及センターやJA丹波ささやまの職員ら7人を迎え、 1年間18回のカリキュラムで野菜栽培の基礎知識と技術を学ぶ。  第1、 3火曜を基本に開講。 初回は、 JA今田営農経済支店の北山弘義支店長が土壌と肥料について講義した。 北山支店長は、 肥料の三要素の窒素、 リン酸、 カリについて、 「窒素が不足すると、 葉や根の発達が悪くなり、 種実の収量が減少、 品質も劣る。 リン酸が欠乏すると、 着花、 結実の不良などを起こし、 カリが不足すると、 根の生育が悪くなる」 などと解説した。  講義の後は、 苗床に適した土を作り、 春まき野菜のカボチャとキュウリの種をポットにまいた。 講師を務めた篤農家の奥野芳昌さん (同町木津) らは、 「種の厚みの3倍、 土をかぶせる」 「発芽するまで水は十分に与え、 乾燥防止のため、 土の表面を新聞紙で覆うと良い」 などとアドバイスを送っていた。  今月24日に川西市から同町辰巳に引っ越しする予定の吉田光宏さん (65)、 恵子さん (56) 夫妻は、 「第二の人生として田舎暮らしを始めるが、 農業はまったく未経験なので、 基本から教えてもらいたかった」 と話し、 「目標は、 家族5人分の野菜を自給自足できるようになることです」 と、 笑顔を見せていた。  塾長を務める藤本会長は、 「楽しみながら野菜作りを学んでもらいたい。 そして将来、 薬師温泉内の農作物直売所に出荷できるほどに成長され、 今田町の農業を盛り上げていってほしい」 と話していた。  今後も野菜作りを中心に、 病害虫対策や果樹の植栽剪定、 シイタケの植菌などを体験する。 写真・篤農家(左)の指導のもと、 キュウリやカボチャの種をポットにまく受講生=篠山市今田町今田新田で