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切り抜き詳細
発行日時
2013-4-4 9:05
見出し
丹波地域で初・手話通訳士に合格 丹波市職員の上野直子さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=904
記事詳細
丹波市職員で、 手話サークル 「まつぼっくり」 に所属する上野直子さん (同市氷上町常楽) が、 厚生労働大臣が認定する 「手話通訳士」 の資格を取得した。 合格率は約10%という狭き門で、 自身3回目の挑戦で合格した。 同資格を取得したのは丹波地域で初めて。 上野さんは、 「地域のろうあ者に育ててもらった。 これがゴールではなくスタートだと、改めて感じている」 と話している。 手話通訳技能認定試験は、 聴覚障がい者や障がい者福祉に関する基礎知識、 国語などからなる 「筆記」 と、 手話の読み取り、 聞きとりからなる 「実技」 が2日間にわたって行われる。 手話ニュースを録画して音声を消して読み取ったり、 普段の活動の中でろうあ者の手話を真似てみるなどの特訓が実った。 上野さんは1986年、 窓口業務で少しでも役立てばと、 氷上町教委が開く講習会に軽い気持ちで参加したのが、 手話を始めたきっかけ。 98年には、 加盟する丹波ろうあ協会の20周年式典を開くにあたり、 会議などにも参加したが、 「上手に手話ができないことがストレスになり、 胃潰瘍を患った」 と苦笑いする。 同じころ、 ろうあの女性から中学生の娘の卒業式に来てほしいという依頼を受けた。 音のない世界では誰がどんな話をしているか分からない。 「下手な通訳」 (上野さん) ながらも女性が 「卒業式が十分に味わえた」 と泣いてくれた。 「その涙が忘れられず、 ここまで続けられた」 と振り返る。 その後は、 市や県が認める派遣通訳者としても、 ろうあ者が求めた場合に活躍。 ろうあ者と一緒に携帯電話の利用手続きや病院などに行くケースが多いという。 自身が今後も手話を勉強し続けるうえでの一つの過程として、 通訳士に挑戦することを決意した。 「自分自身にプラスになることも多く、 手話に出会って本当によかったと思う」 と話し、 「家族の理解と協力があればこそ」 と感謝していた。 丹波ろうあ協会の大内和彦会長 (篠山市) は、 「通訳者と違い、 通訳士にはより専門的な言葉を身につけることが求められ、 『薬剤師』 『消防士』 と同じように本来ならプロとしての仕事があるべきだ。 『私もがんばろう』 と後に続く人が出てくればうれしい」 と話している。