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切り抜き詳細
発行日時
2013-3-28 11:45
見出し
泣きたいわけ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3476
記事詳細
泣きたい、 と、 思ってた。 とても感動するという映画に行ってみた。 タオルハンカチを2枚も持って行った。 1粒の涙もこぼさず、 帰ってきた。 ずっと、 心がもやもやして、 なぜかすっきりと晴れない日が続く。 何をしていても、 あまり笑顔が出ない、 元気が出ない。 泣いてみたらすっきりするかもと思ったのに、 泣くことも叶わない。 先日、 久しぶりに真っ青な空が広がった日、 本当にしばらくぶりに気持ち良く走り、 いつもあいさつするお地蔵さまにも元気にあいさつをすませ、 家の玄関に入った。 ふと目を上げると、 娘が目の前に立っていて、 喜びにはちきれそうな笑顔で、 「ママ、 合格したっ!!」 と叫んだ。 靴も脱がないまま家に飛びあがり、 抱き合いながら、 「おめでとう!」 「ありがとう!」 「良く頑張ったね!」 「うんうん、 ありがとう!」 と何度も言いあい、 お互いの顔を見合っては笑いながら、 そして、 おいおいと声に出して泣いた。 大学受験は前期と後期に分かれていて、 前期ですでに第一志望は失敗していて、 まだ、 私立においても合格の声を聞けないまま3月を迎えていた。 親の私たちよりも、 きっとずっと不安定な心で、 時には折れそうになるだろう心を抱えながら、 それでも毎日笑顔で勉強していた。 第一志望に受かったわけじゃない。 それでも、 娘の頑張りを認めてくれた大学があることが心の底から嬉しかった。 泣きたかったわけは、 これだったんだと、 今さらながら気がついた。 「合格、 おめでとう」 (土性里花・グループPEN代表)