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切り抜き詳細
発行日時
2013-3-18 8:51
見出し
「箕浦竹甫の世界」展 竹工芸作家、功績偲ぶ 篠山市立歴史美術館
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6547
記事詳細
3年前に75歳で亡くなった篠山市無形文化財の竹工芸作家、 箕浦竹甫さん (篠山市南新町) の功績に思いを馳せようと、 県内の建築士らでつくるグループ 「ひょうごヘリテージ機構たんば」 (酒井吉一世話人) が、 篠山市立歴史美術館 (同市呉服町) で 「篠山竹工芸展 箕浦竹甫の世界」 を開催している。 日本のみならず欧米でも高い評価を受け、 地域住民にも竹工芸を伝え続けてきた箕浦さん。 関係者らは、 「邪魔者扱いされてしまう竹も、 篠山の景観を形成する環境の一つ。 それを美術工芸として発信し続けた箕浦さんのことをたくさんの人に知ってもらいたい」 と話している。 4月21日まで。 1934年に東京で生まれた箕浦さん。 終戦後、 実家のある篠山に帰郷し、 53年からは篠山産業高校に通いながら竹工芸に携わるようになり、 日展評議員の田辺一さんに師事し、 技術の習得に励んだ。 65年ごろに独立し、 篠山特産の雲紋竹を活用した竹工芸作家に。 79年に日展入選を果たし、 以降9回、 入選しているほか、 全関西美術展、 新工芸展、 京都美術工芸展など、 数々の展覧会で受賞を重ねた。 85年には旧篠山町無形文化財に認定されたほか、 2005年には県功労者表彰も受けた。 また、 02年にはアメリカ・コロラド州の美術館に作品が収蔵されるなど、 国外でも高い評価を受けた。 07年から城下町地区で竹林整備を始めた 「ひょうごヘリテージ機構たんば」 の活動にも協力し、 伐採した竹を使った竹民具講座の講師として、 亡くなる直前まで地域住民らに竹工芸を伝え続けてきた。 同グループでは、 お世話になった箕浦さんの活動を顕彰しようと特別展を企画。 箕浦さんが製作した竹工芸の花かごや花器など14点のほか、 箕浦さんの作品ノート、 道具なども展示した。 また箕浦さんの逝去後も続く、 竹文化の発信事業を紹介しながら、 篠山に根付いた竹と竹工芸のすばらしさを伝えている。 同グループの才本謙二さんは、 「箕浦さんは竹を知り尽くし、 いつくしむ、 しなやかな人だった。 その偉業は竹の根のように人々の心に広がっている。 遺作展で人が竹と付き合った歴史と思いを感じ取ってもらえれば」 と話している。 同施設の開館時間は、 午前9時―午後5時。 月曜休館。 入館料は大人300円、 高校・大学生200円、 小・中学生100円。 同施設 (079・552・0601)。