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切り抜き詳細
発行日時
2013-3-14 9:06
見出し
人のためにできること
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3464
記事詳細
丹波市氷上町市辺で、 意春祭が開かれた。 治水や道路工事などに力を入れ、 村人に仏の教えを説くなどした意春坊を400年あまりも、 長く慕い続けている村人の誇りを感じた。 豊臣秀吉に滅ぼされた三木城主の別所長冶。 意春坊は、 三木の別所氏の菩提寺の住職だったと伝えられる。 長冶の 「今はただ恨みもあらじ諸人の命に代はる我が身とおもへば」 という辞世の句が知られる。 自分の死と引き換えに、 領民が助かると思えば、 何の恨みもないという内容。 意春祭に三木市から訪れた人は、 「今も長冶が市民に慕われているのはこの句が物語っています」 と話された。 村人の幸福を願って、 生きたまま穴に入って亡くなった意春坊の生き方と重なる。 自己犠牲という面で、 今に通じる話。 「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」 という言葉がある。 リーダーのあり方も垣間見える。 自己保身のために、 他人を犠牲にする生き方をしていないか、 胸に手を当てたい。 東日本大震災から2年がたったが、 突然に家族や友人らを失った人の悲しみの底は深い。 誰しも、 遅かれ早かれ、 死を迎える。 今は、 その準備期間かもしれない。「どういう死に方をするかを普段から周囲に語っておきたい。 語ることにより、 充実した生き方ができる」 という医学博士の今中孝信さんの講演は印象に残った。 震災犠牲者のなかには、 家族や地域のために、 懸命に尽くし、 志半ばで亡くなった人もある。 その気持ちをくみ、 力強く生きるのが私たちの役目。 先人の生き方に学んだり、 道のごみを拾うことも良い。 人のために尽くす行動が、 自分自身をも磨く。「人の道探し求めて春光る」。 (臼井 学)