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切り抜き詳細

発行日時
2013-3-7 9:13
見出し
語り継ぎ、教訓生かす
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3457 語り継ぎ、教訓生かすへの外部リンク
記事詳細
 11日に東日本大震災から丸2年を迎える。 元の会社を再建して元気に商売を復活させている話などをメディアで知ると、 「がんばってほしい」 と思う。 その半面、 まだ復興が進んでいないところもある。  酒井隆明・篠山市長が2月上旬に宮城県南三陸町に現地視察した。 そこでは、 難航する復興事業の現実を見た。 その要因の一つが、 土地の問題。 住民は高台に移転し、 建物がなくなった市街地に工場や商店建設の計画があるが、 町が用地を買収するのに、 地権者や面積の確定、 地権者との交渉などが進まず、 復興が遅れているという。 篠山市は4月から1年間、 職員の派遣を決めた。 震災の直後、 1年、 2年後、 経過する時間ごとに支援のあり方も変わってくる。 定期的の被災地に支援の要望に耳を傾けることが大切だ。  悲しさやつらい気持ちは時がいやしてくれることもある。 その一方で、 時がたっても忘れてはいけないこともある。 18年前の阪神淡路大震災をきっかけに、 丹波地域でも、 地域と小学校が連携した防災訓練が行われ、 自治会単位で防災マップを作成、 要援護者の避難誘導者を決めておくなど、 地域の防災力を高める実践的な取り組みが行われている。 時がたっても語り継ぎ、 教訓を生かさなければならない。  篠山ではこのほど、 高齢者や障がい者宅を配達する業者が、 異変を感じたら、 市の相談窓口に連絡する、 「見守りネットワーク」 を立ち上げた。 これまでの地域団体の見守りのほかに、 新しい見守りの目を加えた。 人口減少が進んでいる丹波地域で、 防災力、 地域力を高めるために、 これまでの教訓を生かしながら、 新たな取り組みも考えていく必要がある。(坂井謙介)