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切り抜き詳細
発行日時
2013-3-3 9:21
見出し
「地元の人がくつろげる店に」 味間奥にカフェ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6500
記事詳細
西宮市から篠山市味間奥に移住した桒垣 (くわがき) 正己さん (45) が3月3日、 カフェ 「Moani (モアニ)」 をオープンする。 勤めていた仕事を辞め、 自然豊かな環境と温かい人に引かれ、 縁もゆかりもない土地で再スタートを切る桒垣さん。 こだわりの詰まったコーヒーや、 地元の野菜を使った料理などを提供し、 地域に根付いたカフェを目指す。 脱サラ・Iターンのマスターは、 「自然の中でいつかカフェが開きたかった。 たくさんの地元の人たちが集い、 ゆっくりとくつろいでもらえるような店になれば」 とほほ笑んでいる。 ログハウスを改装したカフェ (27席) では、 自家焙煎した豆を使ったコーヒー (400円) をメーンに、 地元農家から買い付ける野菜を使ったカレーライス (600円) などの料理を提供。 手づくりのケーキも看板メニューの一つだ。 モーニングは400円から、 ランチは700円。 価格帯は限界まで落としており、 「肩肘を張らずに過ごせる昔ながらの喫茶店が目標」 と話す。 妻の美雪さん (44) とともに篠山へ移住した桒垣さん。 共働きだった西宮の生活ではなかなか2人で過ごす時間をつくることができず、 「妻と一緒にいる時間をつくろうと思ったときにカフェを開こうと。 それに年齢を考えても今しかできないと思って脱サラしました」 と笑顔で話す。 2年前、 インターネットで見つけたログハウスを購入。 地元工務店の協力も受け、 西宮から通いながらコツコツと改装を進める中、 近隣の住民とも親ぼくを深め、 運動会やお祭りなど地域の行事にも参加するようになった。 「田舎というと、 よそ者を受け付けないイメージがあったが、 ここはまったくそんなことがなかった。 買い物にでかけて帰ってくると玄関に大きな大根を置いてくれていることもあり、 本当に人が温かいところ」 とほほ笑む。 仲良くなった地域住民からの声もメニューのいろんなところに反映させている。 「田んぼや畑の帰りに寄ってもらえるような店にしたい」 と桒垣さん。 店名のハワイ語 「風に乗って運ばれる香り」 のように、 地域に香ばしい豆の香りと癒やしを運ぶことを願っている。 営業時間は午前8時―午後6時 (3日のみ午前10時オープン)。 定休日は月曜日。 同店 (079・506・5007)。