HOME
お知らせ
日々のこと
家づくり
農耕生活
食べもん
モノづくり
暮らし
地域づくり・人づくり
丹波のニュース
管理者コラム
お問い合わせ
オンライン状況
8 人のユーザが現在オンラインです。 (4 人のユーザが 丹波のニュース を参照しています。)
パソコンとスマートフォンのウィルス対策大丈夫ですか?
あっぷ丹波がお奨めするウィルス対策ソフトはこちら
今なら1台あたり年額約450円から
さらにさらに期間限定で
1台あたり年317円!!
切り抜き詳細
発行日時
2013-2-28 9:17
見出し
普通に生きる
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3448
記事詳細
時々、 空っぽになる時期がある。 自分の中をのぞいてみると、 何もない空間がひっそりと白く片隅にうずくまっているだけ。 私、 生きてたっけ?って感じるぐらい、 そこには、 な~んにもない。 そんな空っぽの空間を思いつく限りの温かい言葉で埋めようと、 血の通わない部分を、 暖かい橙色でほんのり満たしたいと、 自分の中にある言葉たちを思い出してみる。 1月の成人式の時、 長女が言ってくれた言葉。 「振袖を着させてくれてありがとう」。 今でも胸がキュンとする。 新聞で読んだ言葉。 「普通のお嫁さん、 普通のお母さん、 普通のおばあさんになって、 普通に死にたい」。 白血病で亡くなった少女の言葉だ。 今でも世界中で 「普通に生きる」 ことを、 夢に見ながら多くの子どもたちが生活している。 ただただ 「普通に生きて死ぬこと」 が、 夢となる現実。 そんな状況の中でしか生きられない子どもたちが、 今私たちが暮らしている同じ時間に存在しているという現実。 ヒマラヤの高地、 チベットとの国境いに、 マントラが書いてあるマニ車 (転経器)がある。そこを通る旅人や村の人が、 平和への祈りが風にのって世界中に散らばるように、 通るたびにそれを回す。 人が変わっても、 国が変わっても、 人々が求めていることはひとつだ。 未来の宝である子どもたちが毎日笑顔で暮らせること。 大人のエゴに振り回されない生活をすること。 そうね。 心が空っぽなんて甘いこと、 言ってられない。 甘えんじゃないよ、 アタシ! (土性里花・グループPEN代表)