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切り抜き詳細
発行日時
2013-2-21 9:06
見出し
昔話で生きる知恵を育もう
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3443
記事詳細
「厄神さんが終わったら春が来る」 と言われるが、 まだ肌寒い。 春の足音はかすかだが、 心だけは温かくしたい。 心が温かくなる話といえば、 丹波の森公苑で開かれた、 「 『丹波のむかしばなし』 を生かした人づくりとまちおこしフォーラム」 は、 窓辺の雪を溶かすかのように、 熱気にあふれた。 コーディネーターの大本晋也さん (兵庫県教育委員会) が、 「昔話には、 独特の間がある」 と話したのが印象に残った。 「昔あるところに…」 で始まるゆっくりとしたテンポのなかに、 昔の人々の息遣いを感じさせる。 先日、 阪神間に住む高校の同級生から、 「1月6日号に載った篠山のツチノコの記事を送ってほしい」 という依頼があった。 同級生は、 大阪市の学童保育の指導員をしており、 子どもに、 ツチノコの記事と掲載した想像図のことを話すと、 「記事を見たい」 と言ったそうだ。 新聞を送った後、 「ツチノコは、 子どもの心にどのように映ったのだろうか」 とふと思った。 昔話には、 ワクワク、 ドキドキさせるような物語が詰まっている。 『丹波のむかしばなし』 にも登場する大蛇伝説とツチノコの話は、 背景にある丹波地域ののどかな自然や人情の豊かさという点で、 重なり合う。 ツチノコ探しをする人々の様子を 「ツチノコ出てこい」 といふうな物語にすれば面白い。 インターネットで、 何でも素早くわかる時代だが、 昔話には、 自然の恩恵、 厳しさに立ち向かう強さ、 人が人として生きる知恵など、 現代人の忘れかけたエキスが詰まっている。 丹波に伝わる昔話を授業に使えば、 特色ある教育にもつながるのではないか。 「とっとつと語る話が人つなぐ」。(臼井 学)