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切り抜き詳細

発行日時
2013-2-21 9:05
見出し
殺人ダニにご注意を!
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3442 殺人ダニにご注意を!への外部リンク
記事詳細
  「フタトゲチマダニ」 というダニの一種が媒介する新種の感染症 「SFTS (重症熱性血小板減少症候群) ウイルス」 が国内で初確認され、 巷を騒がせている。 この感染症により、 昨年の秋に山口、 愛媛、 宮崎の3県で3人が死亡した。 現在のところ有効なワクチンはなく、 致死率は10%を超える。 中国では2009年からSFTSの症例が報告されており、 11年に初めて原因ウイルスが特定された。 中国ではすでに約200人が感染したという。  このダニは日本全国に分布し、 森や草むらなどに普通に生息している。 成虫の大きさは3―4ミリ、 血を吸うと10ミリ程度にまで膨れ上がる。 死に至るダニ媒介性疾患は、 国内ではこれが初めてのことではない。 「ツツガムシ病」 などもその一つで、 一昨年には37都府県で459人の患者が報告され、 毎年数人亡くなっている。  感染の初期は、 発熱やおう吐、 下痢など風邪の症状に似るという。 専門家は、「かまれて無理に取ろうとすると、 ダニの体内の血液が逆流し、 感染のリスクが高まるので、 ダニを付けたまま病院へ」 と注意喚起している。 (太治庄三)