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切り抜き詳細
発行日時
2013-2-21 9:02
見出し
江戸末期の紀行文解説 江戸から丹波へ 51日間の記録 立命館大学教授・中西さん出版
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6474
記事詳細
立命館大学文学部教授、 中西健治さん (65) =篠山市小野新=が、 同市大山下生まれで江戸時代末期の僧侶、 称瑞 (しょうずい) 上人 (1804―71年) の紀行文 「杜陀 (ずだ) 日記」 の解説本 「杜陀日記の研究―近世僧侶の旅日記」 を出版した。 中西さんは 「日記を読むことで、 当時の人々の姿が立ち上がってくるはず。 それを楽しんでほしい」 と話している。 称瑞上人は、 浄土宗の僧侶で、 28歳で東京浅草の寺の住職となった。 41歳の時に、 ふと帰郷の心が湧き、 何人かの門弟とともに東海道を通り、 途中、 伊勢神宮に寄り、 京都、 大阪、 伊丹、 名塩、 三田を経て大山に帰郷した。 杜陀日記には、 道中での説教の様子や風景、 道歌 (どうか) と言われる、 仏の教えを分かりやすく説いた御詠歌200首以上など、 51日間の記録が記されている。 源氏物語を中心に平安文学が専門の中西さん。 古本の目録に 「江戸から丹波までの紀行文」 と書かれていた紹介文に目がとまったのがきっかけで、 2011年に杜陀日記を購入した。 読み進めているうちに、 「地元が生んだ人物のことが忘れられてしまうのは忍びない」 と解説書の出版を決意した。 解説本は、 全191ページ。 紀行文、 道歌の原文を載せるとともに、 句読点や見出し、 語句の注釈を付けたり、 称瑞上人が持って旅したと中西さんが推測する当時の道中記 「五海道中細見記」 の地図や、 同大の歴史地理学の院生がつくった詳細な地図を加え、 より分かりやすくした。 中西さんは 「専門は平安文学だが、 これまでになく、 楽しく勉強できた。 地元の地名など親しみのある事柄が載っていたからだろう」 と完成を喜んでいる。 400部出版。 篠山市立中央図書館 (同市西吹) でも閲覧できる。 6825円。 風間書房 (03・3291・5729)。