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切り抜き詳細

発行日時
2013-2-16 16:37
見出し
白亜紀の恐竜化石テーマに 国内外の研究者語る 県内初の国際シンポジウム 三田と山南で3月16・17日
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記事詳細
 国内外の恐竜研究者らをゲストに招いた 「ひょうご恐竜化石国際シンポジウム」 (実行委員会主催) が、 3月16日午前10時から三田市の県立人と自然の博物館 (079・559・2003) で開かれる。 「白亜紀前期の恐竜研究最前線」 と題し、 恐竜化石が発見された篠山層群 (1億1000万年前) の地層の特徴を踏まえた、 専門家らの熱い講演が聞ける。 また、 翌17日には丹波市山南町に会場を移し、 サイエンスカフェや地域づくりフォーラムが開かれる。 いずれも参加無料だが、 同博物館に事前申し込みが必要。 2月22日締め切り。  恐竜化石をテーマにした国際シンポジウムが兵庫県で開かれるのは初。 人と自然の博物館主任研究員、 三枝春生さんの基調講演に続き、 ▽ジェームズ・カークランドさん (アメリカユタ州地質調査所研究員) ▽徐星さん (中国科学院古脊椎動物古人類学研究所教授) ▽對比地孝亘さん (東京大学大学院理学系研究科講師) ▽柴田正輝さん (福井県立恐竜博物館研究員) ▽ロマン・アミョさん (フランス国立科学研究センター研究員) ▽山田敏弘さん (金沢大学理工研究域自然システム学系准教授) ▽楠橋直さん (愛媛大学大学院理工学研究科助教) ―の7人が講演する。  アメリカ、 中国、 フランス、 モンゴルなど、 研究のフィールドは異なるが、 篠山層群と同じ 「白亜紀」 の恐竜化石研究者という点は同じ。 世界の恐竜化石の状況と、 地元篠山層群の話を絡ませて知ることができ、 白亜紀の丹波の気候や、 生えていた植物についての推察なども聞けるという。    海外研究者の講演には同時通訳がつく。 三枝研究員は、 「少し難しい内容かもしれないが、 篠山層群の地層の特徴と結びついた、 世界的な話が聞けるまたとない機会。 地元の人、 特に中高生に聞いてほしい」 と呼びかけている。 ◆地域づくりのフォーラムも  3月17日には、 丹波市山南町谷川で、 篠山層群の恐竜化石をテーマにしたサイエンスカフェ、 地域づくりフォーラム、 ワークショップの3イベントが開かれる。  サイエンスカフェは、 午前10時半から丹波竜化石工房 「ちーたんの館」 で。 丹波竜恐竜復元画プロジェクトに携わっている画家の小田隆さん、 恐竜復元作家の徳川広和さんが、 制作中の丹波竜の復元画 (模型) を紹介し、 前日のシンポジウムに参加した研究者らがコメントを述べる。 研究者らに質問などもできる。  地域づくりフォーラムは、 午後1時から山南住民センターで。 進士五十八・元東京農業大学学長の基調講演 「地域資源を活かし環境への感性を育むまちづくり」 に続き、 市民らによるパネルディスカッションがある。 パネリストは、 上久下恐竜の里づくり協議会の村上茂さん (山南)、 一般社団法人ノオト (篠山市) の金野幸雄代表、 おさん茂兵衛DEたんば実行委員会事務局長の浅倉陽子さん (山南) ら5人。  ワークショップは山南住民センターで午後1時から。 漫画家の所十三さんを講師に迎え、 恐竜復元画に挑戦する。  参加無料。 申し込みは同博物館 (079・559・2003)。