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切り抜き詳細
発行日時
2013-2-14 9:00
見出し
篠山市2回目の小学校統合
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3436
記事詳細
4月に、 篠山市の畑と城北小学校が統合する。 篠山市内では、 2010年4月に、 雲部、 後川、 日置の3小学校が統合して2回目の統合となる。 9日、 畑小学校で 「閉校記念イベント」 が行われた。 畑小学校は全校児童23人。 4月から現城北小学校の校舎で学ぶことになる。 イベントでは、 児童や保護者、 教職員、 OBの教職員、 地域住民のほか、 同校区と交流している大学生や都市住民らも参加。 約400人が集まり、 校歌斉唱や学習発表、 コンサートなどで、 みんなで思い出を作った。 畑小学校では、 地域とともに1年かけて創立139年を祝う、 さまざまなプロジェクト事業を進めてきた。 閉校イベントで、 委員長が 「プロジェクトを通して養った絆を大切に」 とあいさつした。 学校はなくなるが、 住民同士、 子どもと大人、 地域住民と都市住民など、 より深まった絆で今後のまちづくりを進めていく強い意思を感じた。 イベント参加者の82歳の男性が児童たちの発表を見て、 「この子たちのように学習発表会をしたり、 友だちと遊んだことなどを思い出した」 と話していた。 小学校というところは、 いつでも童心に帰ることができる不思議な空間である。 3年前に閉校になった雲部や後川の小学校跡地でも、 地域住民が自ら、 まちの活性化を目指して、 旧校舎などを有効活用しようと取り組んでいる。 それだけ、 住民にとっては大切な場所だからだ。 畑小学校の校舎屋上には、 大型の天体望遠鏡があり、 長年、 星空観察会が行われるなど特徴のある学校。 小学校は地域にとって宝。 残り少ないが閉校まで、 思い出をいっぱい作ってほしい。(坂井謙介)