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切り抜き詳細

発行日時
2013-2-14 8:54
見出し
綾部市に「道心禅センター」開設 座禅通じ自立支援を 最明寺の大槻住職
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http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6449 綾部市に「道心禅センター」開設 座禅通じ自立支援を 最明寺の大槻住職への外部リンク
記事詳細
 綾部市石原町にある、 最明寺 (丹波市市島町南) の大槻覚心住職 (68) の実家が、 座禅を通じて、 ひきこもりの若者などが地域の人たちと交流する 「コミュニティハウス道心禅センターあやべ」 として活用されている。 綾部市内のひきこもりや就労をめざす若者が月1回のペースで集まり、 座禅をしたり、 大槻住職の法話を聞いたり、 般若心経を読経している。 大槻住職は、 「若者が社会とつながり、 自立する場になればうれしい」 と話している。  大槻住職の実家は、 築約70年以上経つ古民家。 築約40年の離れと一緒に京都府の補助を活用して改修した。 禅センターは、 地元の人たちを中心とする 「道心サポートチーム」 が運営する。  利用しているのは、 若年者の自立や就労を支援する 「あやべ若者サポートステーション」 (本部=綾部市川糸町) に集う若者やボランティアスタッフたち。 毎月第4日曜午後1時から、 地域の人たちとの交流の場にしたり、 足湯、 音楽療法などにも取り組んでいる。 また、 若者1人が市内の実家を離れて生活している。  大槻住職は、 昨年、 入院した際に、 空き家になっている実家のことを心配するようになった。 同寺で月1回 (第3土曜日午前10時―)、 「明星坐禅会」 を開いて29年になることもあり、 「禅道場のようなことができれば」 と考えていたところ、 退院後に同ステーションから実家の活用について相談が持ちかけられたという。 「渡りに船というか、 不思議なこと。 仏教の精神を次の世代に伝えるために、 若い人に目を向けてもらえれば」 と快諾した。  参加者の1人で、 就労をめざす30歳代男性は、 「無心になるのは難しいが、 そういう時間が必要なことが分かった」 と話している。 市島と綾部のメンバーが行き来するなどの交流も生まれている。  同ステーションのスタッフ、 町田健史さん (42) は、 「座禅を通じ、 社会に参加しづらい若者が、 地域住民のみなさんと交流を持つことにより、 社会復帰のきっかけになれば」 と話している。 「明星坐禅会」 のメンバーで、 禅センターにも参加している吉見正信さん (60) =市島町上垣=は、 「参加者はまじめに取り組み、 住職の法話に対し質問もする。 できるだけ協力したい」 と話している。  問い合わせは、 最明寺 (0795・85・1415)。