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切り抜き詳細
発行日時
2013-2-10 9:01
見出し
静かな熱気「後継社長塾」評判呼び定員超 経営の心構えや財務学ぶ 丹波市商工会
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6439
記事詳細
丹波市商工会主催の 「自社の価値を高める後継社長塾」 が2月7日、 市商工会館本所であり、 後継者ら25人が、 「BC研究所」 代表取締役で 「後継者軍師会」 会長でもあるキャリアコンサルタントの大島康義さんの講話に耳を傾けた。 大島さんは、 阪神淡路大震災後、 父の後継者として実質社長代行をしていた宝塚市のホテルが経営破綻した自らの体験を踏まえ、 経営者としての考え方、 自社が勝負する土俵の設定法、 財務諸表の読み方などを解説した。 講座が評判を呼び、 定員の20人を上回る参加があり、 参加者たちは、 真剣なまなざしで講義に耳を傾けていた。 1月下旬からの3回講座の最終回。 初回では、 「事業承継は相続でない。 相続と思うと、 受け身になり、 主体的に考えられなくなる」 「事業承継とは、 後継者が価値を生み出すために、 価値ある物を受け取る、 超友好的な乗っ取りである」 との考え方を学んだ。 2回目では、 後継者が再定義するべき、 自社の事業価値と将来像 (事業ドメインの設定) を、 事例研究を交えて学習した。 3回目は、 事例研究を通し、 真実の財務状況の把握方法を教わった。 「税務署に半分持っていかれるくらいなら経費を使って利益を減らす」 がポリシーの社長の元で働く後継者が主人公。 当期利益を100万円に抑えるために、 500万円分の経費を使った。 主人公も、 従業員が喜ぶようすを見て、 社長のやり方に共感している。 10年がたち、 今期は100万円程度の利益が出ているが、 社長は資金繰りで頭を痛めており、 2カ月後に1000万円資金ショートする。 1000万円を借り入れるため、 社長から連帯保証人になってくれと言われている。 主人公は連帯保証人を引き受けるべきかどうか―という設定。 主人公の会社の貸借対照表と損益計算書を元に、 4班に分かれ、 「保証を引き受けるべきか」 「10年前、 また今日までの10年間を振り返り、 後継者や社長の考え方と行動にどんな問題点があったか」 「後継者は今後どんな行動をとるべきか」 を意見交換し、 発表した。 大島さんは、 税務署申告用の財務諸表は、 必ずしも実態を表しているとは限らないとし、 回収の見込みがないのに、 流動資産に計上されている 「売掛金」 や、 買った当時の価格で記載されている建物や土地、 機械設備、 有価証券、 会員権などを 「時価」 に修正することで、 実態を表す貸借対照表と損益計算書ができるとした。 「財務諸表は関係者全ての幸福と不幸の源泉。 後継者は、 自社の財務諸表を徹底的に把握することから始めよ」 と強調した。 また、 「法人税を支払い、 内部留保しなければ、 会社は存続することができない」 「オーナー企業の内部留保は、 会社と個人への両面で行う」 「土地、 建物より現金が強い。 オーナーはいざとなった時に備え、 会社の売り上げの最低2カ月分の貯金を作る。 いい給料をもらっても、 生活費は切り詰めて」 と助言した。