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切り抜き詳細

発行日時
2013-2-7 10:25
見出し
創作オペラ「おさん茂兵衛」
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3430 創作オペラ「おさん茂兵衛」への外部リンク
記事詳細
 創作オペラなど 「おさん茂兵衛」 関連のイベントを展開する 「おさん茂兵衛DEたんば実行委員会」 の会員らと、 浄瑠璃作者近松門左衛門のふる里、 福井県鯖江市へ。 ▼近松は吉江藩という同市内にあった小さな藩の藩士の次男、杉森信盛。父が浪人し、 上方に出てきたと言われる。資料が少なく、生誕地については他説もあるが、 近年は鯖江に固まってきたようだ。 ▼町じゅうに近松の銅像や資料を展示する所があり、 近松倶楽部という市民団体が発足、 浄瑠璃劇団 「近松座」 も旗揚げして毎秋、 彼の作品を演じる。 今年は生誕360年ということで、「恋にまつわる短編小説」を募集中だ。▼倶楽部の人に案内され、 まず 「まなべの館」を見学。鯖江藩主の間部家と 「学べ」 をかけて命名されたとか。 間部7代目の詮勝 (あきかつ) が 「安政の大獄」 の時の老中として有名だが、 後に井伊直弼と対立し辞職、 4万石に1万石減封された。 ▼車で5分程行った吉江。 吉江藩はやがて福井藩に合併され、 藩邸跡も大正期に洪水対策で通した新しい川の水底に沈んだが、 元豪商の屋敷が建ち並ぶ 「七曲り」 の古い街並みは今も残っている。 次郎吉 (近松の幼名) もこの辺りを跳ね回っていたかも。 ▼近松座では 「おさん茂兵衛」 は未上演だが、 「丹波の森公苑で是非上演してもらいたい」 と話しながら帰路に。 (E)