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切り抜き詳細
発行日時
2013-1-31 11:25
見出し
心のサインを見逃さない
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3421
記事詳細
厳しい寒さに震える日々。 寒い冬になると、 思い起こす話がある。 ずいぶん前の話だが、 雪が降り積もる奥深い丹波のお寺でのできごと。 深夜に門をたたく人があるので、 何事かと思って住職が外に出ると、 大阪の高校教諭と名乗る人が、 「人間関係で悩み、 学校を出て車を走らせていたら、 ここまで来てしまった。 職場には悩みを話せる人がいない」 と話し、 心の内を住職に打ち明けているうちに 「楽になった」 と帰ったという。 井戸端会議と言われる会話の機会減少も心身症の増える要因の一つとされる。「余計なことを言わない、 必要なことだけを伝える」 といった多忙社会が人間を追い込む。 最近、 聞いた著名な推理作家の話。 その作家は、 ある朝突然、 腰痛に襲われたが、 思いあたる節もなかった。 色々な科目を受診したが、 病名がわからず、 最終的に心療内科で心身症と診断され、 医師の指導で断筆し、 病気が回復したという。 自分は、 大丈夫と思っていても、 体がサインを発することもある。 体の痛みに出る場合は幸い。 心の痛みは、 自分も他人も気づかないことが多い。 「日ごろ付き合っている人の言動に変化が見られたら、 気づいてほしい」 という医療関係者の言葉が心に残る。 サインを発したり、 気づけるような風通しの良い家庭や地域、 職場にしないと。 「ふれあい」 という言葉をもう一度かみしめ、 周囲に孤立している人がいないかを見回したい。 人が生きるためには、 心の落ち着く場所が必要だ。 悩みを気軽に相談できる場や地域の居場所作りなども充実させ、 悩み電話相談ホットラインも設けたい。 「朗らかな心を抱き春を待つ」(臼井 学)