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切り抜き詳細

発行日時
2013-1-27 9:19
見出し
ならぬことはならぬ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3417 ならぬことはならぬへの外部リンク
記事詳細
 昨年の大河ドラマは、 前評判のわりには、 最後まで苦戦していた。 清盛の最後の姿は、 視聴率との戦いにも敗れたようで気の毒だった。  さて、 今年はがらりと変わって主役は女性。 会津生まれの新島八重の激動の人生を描く 「八重の桜」 は、 以前、 大ヒットした 「篤姫」 の視聴率を超える勢いのようだ。  一八四五年、 会津藩で代々砲術師範を務める 「山本家」 の三女として生まれた八重。 兄妹は年の離れた兄、 弟の三人、 姉二人は夭折している。 おてんばで、 今なら体育会系女子といえるような性格で、 六十キロの米俵もやすやすと運ぶ力持ちだったとか。 父や兄の使う鉄砲に憧れ、 反対されつつ独学で習おうとする。 やがて根負けした父に、 やるからには覚悟をして学べと言われ、 兄覚馬に教えてもらうことに。 やがて戊辰戦争が勃発。 会津では、 松平容保 (かたもり) が鶴ヶ城に籠城、 八重も銃で戦う。 「幕末のジャンヌ・ダルク」 と言われるゆえんである。 維新後は、 奇跡的に再会した兄とともに、 時代を切り開いてゆく。 京都で初めての公立女学校で教鞭をとり、 やがて、 新島襄との出会いへと、 数奇な運命を生きる八重の生涯はドラマよりドラマティックだ。  主演の綾瀬はるかさんは一見華奢に見えるけれど、 凛としたたたずまいが好ましい。 出演者が折々に発する 「ならぬことはならぬ」 の言葉も、 現代の混沌として、 何でも許されてしまうような風潮に一石を投じるようで快い。 美しい会津磐梯山を見ると、 福島へ行きたくなる。 被災地に元気をくれる大河ドラマになりそうだ。