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切り抜き詳細
発行日時
2013-1-24 10:58
見出し
過去最多2767人搬送 丹波市消防本部・2012年救急まとめ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1490
記事詳細
丹波市消防本部は2012年の救急出動状況をまとめた。 救急出動件数は2826件 (前年比114件増)、 搬送人員は2767人 (同136人増) と、 3年連続で過去最多を更新した。 1日当たり7・7件の出動となる。 市内医療機関 (県立柏原、 大塚、 柏原赤十字など) の収容率は59%と、 前年から4ポイント上昇した。 半数以上の市外搬送が続いていた整形外科は、 10以上収容率が上がり、 52・7%と半数を上回った。 心疾患の8割近くを市内に収容できた一方、 脳疾患は依然、 半数以上が市外へ搬送された。 地域別出動件数は、 柏原536件、 氷上770件、 青垣218件、 春日506件、 山南424件、 市島366件、 市外6件。 青垣と市島は件数が減ったが、 他は増加。 柏原は8%増と最も伸びが大きかった。 搬送先は、 市内が1634人 (前年比178人増)、 市外は1104人 (同30人減)。 旧町ごとの市内収容率 (市内外への転院搬送は除いて算出) は、 ▽氷上=72・6%▽春日=71・2%▽柏原=69・3%▽青垣=67・8%▽市島=47・1%▽山南=38・2%―。 隣接する福知山市と西脇市に流れる市島、 山南地域ともに3%程度丹波市内への収容が増えた。 氷上、 青垣は3%程度減った。 年齢別では高齢者が1659人 (前年比95人、 6%増) と、 搬送総数の約6割を占める。 成人が846人 (同44人、 5%増)、 少年が144人 (同29人、 25%増)、 乳幼児が116人 (同30人、 21%の減)。 内科患者が1445人と最も多く、 69%の1004人を市内で収容。 次いで多い整形外科は480人中253人の52%、 外科は341人中220人で64%、 小児科は133人中100人、 75%を収容した。 整形外科患者は、 大塚と県立柏原の受け入れ数が増えた。 市外搬送者は、 大山 (西脇市) と福知山市民 (福知山市) に多く収容された。 県立柏原を中心に、 心疾患疑い患者133人の78% (同8ポイント増) に当たる104人を市内で収容。 一方、 脳疾患疑いの患者は156人中72人、 46% (同5ポイント増) にとどまった。 市内収容の7割を大塚が受け入れた。 市外搬送の4人に3人が、 市立西脇 (西脇市) に搬送された。 篠山市を含む丹波医療圏と、 福知山市、 西脇市で94%の患者が収容できた。 ヘリコプターの搬送は昨年より12人減の29人だった。 重症 (1週間以上の入院) が13%、 中等症 (入院あり) が39%、 軽症44% (入院なし) と、 前年より重症の割合が10減り、 中等症と軽症が増えた。 救急救命士が心肺蘇生をしながら搬送した69人のうち13人が心拍再開。 1カ月後生存が3人で、 2人が社会復帰している。 また、 救急隊が現場に到着した時に、 そばにいた人が心肺蘇生法を実施したのが44件あり、 2件で心拍が再開。 1人は社会復帰している。