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切り抜き詳細
発行日時
2013-1-17 9:21
見出し
老いるということ
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3405
記事詳細
毎年お正月は義母と過ごす。 結婚してからいろいろなことを教えてもらった。 実母と縁が薄かった私は、 義母から習うこと全てがとても新鮮で、 驚きでもあった。 たくさんの自分の知らないことを学びながら、 母としての気持ちのあり方、 愛情のかけ方を彼女から学んだ。 ささがきゴボウの切り方、 包丁のとぎ方、 掃除の仕方、 筑前煮の味の決め方、 お雑煮には白みそ、 新しい家族を迎え入れる時は新しいお茶碗とお箸を用意してお迎えすること、 お正月には箸袋に家族一人ひとりの名前を書いて三が日中それを使うこと、 形ある物を大事に使うこと。 普通に生きていれば常識で知っていることを私は全く知らなかった。 そんな私に驚きもせず、 自然に母として家族として生きることを彼女から教えてもらった。 子どもたちは、 そんなおばあちゃんが大好きで、 教えてもらったことはよく素直に守っていた。 学校から帰ってきたら、 遊びに行く前に宿題をすませてしまうこと、 本をよく読むこと、 先生の言うことを良く聞くこと。 おかげで良い子たちに育ってくれた。 その義母が、 このところ年々足が悪くなり、 目が見えにくくなり、 耳が聞こえなくなっている。 娘たちは、 大好きなおばあちゃんが弱っていくのを見るのが辛く悲しいと言う。 私は、 これからまた新たに老いることを義母から教えてもらおうと思っている。 人間の自然な姿、 流れを、 彼女から心して学ぶつもりだ。 これからもいろいろ教えてね。 ありがとう、 お母さん。 (土性里花・グループPEN代表)