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切り抜き詳細

発行日時
2013-1-17 9:09
見出し
県内初の大改修 木造校舎耐震化 築75年の八上小学校校舎
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 県内初の木造校舎大規模改修となった八上小学校木造校舎の耐震工事がこのほど完了し、 1月24日午後1時から改修完成記念のオープンスクールが開かれる。 築75年の同校は県内最古の現役木造校舎。 地域に愛された意匠は残したまま震度7クラスの地震にも耐えうる学校に生まれ変わった。  1937 (昭和12) 年建築の校舎は、 北と南の2棟。 両校舎とも延べ床面積は925平方メートルで、 建築当時の雰囲気が色濃く残り、 地域のシンボルとして愛されている。 老朽化に伴い、 88―90年度に大規模改修工事が行われたが、 2011年の調査で耐震強度が不足していることが判明。 昨年5月から工事に入っていた。  県内初の大規模木造校舎改修となったため、 兵庫耐震工学研究センター内の実大三次元振動破壊実験施設 「E―ディフェンス」 を用い、 木造校舎の耐震改修についての研究を進める県教育委員会の助言を受けながら工事を行った。  工事ではたすき状の筋交いを増設したほか、 壁面、 基礎、 床面などを補強。 木材は県産材で、 うち約56%は篠山市産のものを使用した。  市によると総事業費は約1億4774万円。 改修によって震度7の地震にも耐えうるようになったという。  オープンスクールでは、 授業参観と校舎の自由見学を行った後、 午後2時15分から記念式典。 児童たちがつくった 「木造校舎のうた」 を披露するほか、 スライドショーで校舎の歴史を振り返る。  同校 (079・552・0598)。 写真・耐震工事を終えた校舎=篠山市糯ヶ坪で