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切り抜き詳細

発行日時
2013-1-13 8:59
見出し
創作続け初の個展 氷上の原ちとせさん 神戸市灘区のギャラリーで
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6336 創作続け初の個展 氷上の原ちとせさん 神戸市灘区のギャラリーでへの外部リンク
記事詳細
 新世紀美術協会準会員の原ちとせさん (48) =氷上町成松=が、 初めての個展を、 1月29日から2月3日まで 「ギャラリー花六甲」 (神戸市灘区、 JR六甲道駅近く) で開く。 2人の子どもを育てながら、 趣味でコツコツ絵を描いてきた。 「これまでのごほうび的なものと捉えず、 次につながるものにしたい。 たくさんの人に見てもらい、 勉強ができれば」 と話している。  昨年9月の新世紀美術協会準会員展で原さんの作品を見たギャラリーのオーナーに誘われ、 個展を開くことに。 「鎖 (とざ) された海 STILL ALIVE」 と題し、 100号を含むアクリルなどの大作5点とF4号を中心とした小品17点を出展する。  飛び出るクジラを描いて、 「丹波市民美術展」 で大賞に輝いた作品のように、 クジラを描いた 「鎖された海」 シリーズと、 県展佳作に輝いた、 骨がむきだしになった顔を持ちながらも生きている水牛を描いた 「STILL ALIVE」 のシリーズを出展する。  100号の大作は、 丹波市民美術展大賞作や県展入選作など、 過去の作品を出展。 小品は、 個展に向けて新たに描いた。 「骨やクジラだけではお化け屋敷みたいなので、 花を描いた作品も出します」 と笑う。  原さんは嵯峨美術短大を卒業後、 8年間文具メーカーなどで商品企画に携わった。 結婚、 出産後、 子ども向けの図画工作教室を主宰したり、 丹波市の預かり保育の指導員として工作を教えたり、 子どもたちに創作の楽しさを伝える一方、 年に1―2作のペースで 「細々と」 (原さん) 作品を描き、 公募展に応募してきた。  5年前に新世紀美術協会に入会。 年2回、 協会展があり、 「先生や先輩に教わり、 描き続けられている」 と話す。 2011、 12年と2年連続で丹波市民美術展で大賞を受賞。 12年に篠山市展奨励賞、 10年に県展佳作、 12年に同入選と、 近年、 多くの賞を射止めている。   「描きたくても、 様々な事情で描けない人もあるなかで、 描ける環境があることに感謝している」 と話している。