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切り抜き詳細
発行日時
2013-1-10 9:09
見出し
昆虫標本数百点を寄贈 元高校教師・仲井さん 青垣いきものふれあいの里
リンクURL
http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=882
記事詳細
青垣いきものふれあいの里(丹波市青垣町山垣、 0795・88・0888) で1月14日まで開かれている 「標本で見る丹波の自然展!!」 で、 元高校生物教師、 仲井啓郎さん(79)=同市春日町多利=のハチを中心とした昆虫標本が展示されている。 1960年ごろから集めた数百点のコレクションの寄贈を受けた同施設が整理、 展示した。 仲井さんは、 「手元に置いたままでは、 将来散逸する。 若い時に一生懸命採取したものが、 こうして日の目をみてうれしい」 と話している。 本格的な昆虫標本づくりは、 県立柏原高校赴任がきっかけ。 同校の元教師で丹波地域の昆虫の研究に大きな足跡を残した山本義丸さんの膨大な標本や資料を維持管理する人がなかったことから、 生物班顧問として生徒に指導する一方、 自身も標本づくりに励んだ。 篠山市にあった兵庫農科大教授で日本のファーブルの1人と称えられる、 岩田久二雄さんの知遇を得て、 トンボやチョウ、 ガなどの主流でなく、 「亜流」 (仲井さん) のハチの研究をライフワークにした。 展示されている標本は、 名の通り、 馬の尾のような10㌢以上の長い尾を持つ 「ウマノオバチ」 や、 玉虫のような美しい緑がかった青色をした 「イラガイツツバセイボウ」 など、 日頃目にする機会の少ないものから、 ミツバチの仲間など馴染みの深いものまで、 幅広い。 ガのマユやチョウの幼虫に寄生する 「寄生バチ」 は、 自宅で容器に入れて飼育し、 かえったものを捕まえた。 「かえってみないと何が出てくるか分からず、 セイボウ (青蜂) が出てきた時は、 また一つ宝石が出てきたと、 わくわくしたもの」 となつかしむ。 虫の減少を痛感しており、 環境の変化を心配している。 「環境の指標となるような希少な虫も大事だが、 虫がいることそのものに意味がある。 共存を考えるべきだ」 と警鐘を鳴らす。 「ハチに限らず、 昆虫には人工的に作れない美しさがある。 この時代に、 こういった昆虫がいた、 という1つの資料として、 虫に親しむのに役立ててもらえれば」 と話している。 ハチのほか、 トンボや冬虫夏草も展示されている。 今後も寄贈を続ける予定で、 同施設で整理し、 おりに触れ展示する。