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切り抜き詳細

発行日時
2013-1-6 9:02
見出し
通い徳利46点を展示 兵庫陶芸美術館でテーマ展 3月17日まで
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6309 通い徳利46点を展示 兵庫陶芸美術館でテーマ展 3月17日までへの外部リンク
記事詳細
 兵庫陶芸美術館 (篠山市今田町上立杭、 079・597・3961) でテーマ展 「丹波の通い徳利」 (丹波新聞社など主催) が開かれている。 江戸時代後期、 上方で生活の必需品となった丹波焼の 「通い徳利」 に焦点を当て、 丹波徳利の誕生から通い徳利の成立までの過程と、 その多様性を46点の作品を通じて紹介している。 3月17日まで。  通い徳利は、 酒屋などが客に貸し出した、 酒を持ち帰るための運搬用の徳利。 当時、 酒やしょう油、 酢などは、 現代のように小売り用の容器に入れて販売されておらず、 店に容器を持参し、 その容器に注いでもらい持ち帰ることが主流だった。  同展では、 ▽通い徳利の誕生まで▽通い徳利の誕生▽酒宴用の徳利たち―の3つの章に分けて紹介している。  誕生までの章では、 徳利の表面にネコが引っかいたような細かな線を描く 「猫掻き」 の技法で仕上げた室町時代後期作の 「自然釉大徳利」 や、 波の揺れでも倒れないよう底部が広くつくられた 「赤土部船徳利」 (江戸時代前期) などを展示。  誕生の章では、 器面に 「野々口酒店」 「日置」 「丹波福住」 などと容器回収のための屋号や町名が記された栗皮色の 「筒描徳利」 (江戸時代後期) などを展示。 江戸時代の京や大阪城下の遺跡調査で、 器面に文字が記された丹波焼の徳利が数多く発掘されていることから、 当時、 これらの地域の市場を独占していたのではないか、 などと紹介している。  酒宴用の徳利の章では、 運搬用とは違い、 場を華やかにすることを目的に、 器面装飾や形状に趣向が凝らされた徳利を展示。 運搬の際の耐衝撃性を高める必要がないため、 極めて薄く成形された徳利に篠山藩のお抱え絵師で、 円山応挙の孫弟子の渡辺寛柔 (1781―1858年) が、 器面にタンチョウ (ツルの仲間) を精細に描いた 「立鶴文徳利」 などが飾られている。