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切り抜き詳細
発行日時
2013-1-6 8:58
見出し
巳
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3397
記事詳細
各家庭の玄関には今も、 しめ縄が飾られているだろうが、 しめ縄は雌雄2匹の蛇が交合している姿を表わしたものだとする説がある。 稲荷神社の神使いがキツネであるように、 大神 (おおみわ) 神社は蛇を神使いにしている。 このように太古、 蛇は神としてあがめられた。 ▼梅原猛氏によると、 諏訪湖周辺の中期縄文土器は、 マムシを図形化した紋様をしているという。 体は小さくても、 人を殺す毒を持ったマムシ。 人間より力が強いものを神とした古代人にとって、 マムシは神だった。 ▼マムシに限らず、 蛇そのものも古代人には神としての特性があった。 脱皮をし、 新しく生まれ変わる蛇は、 死んだ後も復活する生命の象徴であった。 それは、 死によって滅びた肉体から分離した魂が、 別の肉体を得て再生するという古代人の死生観に即していた。 抜きん出た生命力を、 人は蛇に見た。 ▼詩人の坂村真民氏に 「鳥は飛ばねばならぬ」 という詩がある。 飛ばねばならない鳥のように、 人は生きねばならない。 たとえ混沌とした世であっても、 人は生きねばならない。 そのことを真民氏は、 「新しい年を迎えた日の朝 わたしに与えられた命題」 とした。 ▼年が明けた。 混沌ぶりは変わらず続くだろうが、 今年は巳年。 蛇の旺盛な生命力にあやかり、 力強く生きることを命題としたい。(Y)