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切り抜き詳細

発行日時
2012-12-22 16:42
見出し
支援の手まり、宮城へ届く 城南小教諭・岡澤さんが運ぶ
リンクURL
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記事詳細
 篠山市味間新の松田千栄子さん (76) が製作した手まりのストラップがこのほど、 城南小学校教諭の岡澤大介さん (39) を通して、 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の鹿妻小学校 (349人) に届けられた。 松田さんが、 「遠くからでも被災地の子どもたちを見守っているという気持ちを伝えたい」 と、 一つひとつ手づくりした。鹿妻小学校の大谷友宏校長は、「子どもたちにしっかりと説明して渡したい」と笑顔で話していた。  岡澤さんが震災直後、兵庫県職員の組織 「震災・学校支援チームEARTH (アース)」 のメンバーとして現地入りし、その後も個人で支援活動を行い、 鹿妻小とも縁を持っていることを丹波新聞紙上で知った松田さんが、 児童たちへのプレゼントとして手まりストラップの寄贈を提案した。  また、城南小の児童会が、 「自分たちにもできることを」 と、 全校児童に呼びかけて作製したクリスマスリースもプレゼント。 もみの木を模したカードにメッセージを書き込んで輪にしたもので、 全クラスに一つずつ届くように12個つくり上げた。  松田さんは、 「ストラップの鈴の音がチリンと鳴るたびに、 『一人じゃない』 と思ってくれれば」。 岡澤さんは 「喜んでもらえてよかった。 顔の見える支援ができたのでは」 とほほ笑む。  一方で、 鹿妻小では、 被災時の状況から日常への転換を目指している最中。 「支援の形も被災当時とは変わり、 外部の私たちができることは限界を迎えているのかもしれない」 と言う岡澤さんは、 「これからは、 大人も子どもも自分たちの命を守る防災教育が必要。 鹿妻小で学ばせてもらったことを篠山で伝えていきたい」 と決意を新たにしていた。