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切り抜き詳細
発行日時
2012-12-20 9:05
見出し
谷氏圧勝で4選 三木氏、比例で復活 衆議院議員選挙・兵庫5区
リンクURL
http://tanba.jp/modules/news/index.php?page=article&storyid=1464
記事詳細
衆議院議員選挙が12月16日投開票され、 自民党が294議席と大勝し、 政権復帰を決めた。 丹波地域を含む兵庫5区では、 前回選挙 (2009年9月) で比例復活の谷公一氏 (60) =自民党、 美方郡香美町=が2位の得票の2倍以上を集め、 4選を果たした。 衆院選初挑戦の三木圭恵氏 (46) =日本維新の会、 三田市弥生が丘=は、 小選挙区で敗れたものの比例で復活当選。 民主党前職の梶原康弘氏 (56) =篠山市西岡屋=は逆風を受け落選。 日本共産党新人の平山和志氏 (59) =丹波市青垣町佐治=は票を伸ばせなかった。 ■投票率 兵庫5区の投票率は、 63・48%と、 前回選挙より9・77ポイント減と大幅に下降。 丹波市は、 11・95ポイントと、 5区内で最も落ち込みが大きかった。 篠山市は8・67ポイント下降した。 前回選挙より、 有権者数は3733人減 (1%減) の35万8266人。 投票者数は3万7737人減 (14・2%減) の22万7424人。 ■谷氏 投票率が大きく落ち込むなか、 強固な支持基盤に支えられ、 前回選挙から約5100票の減にとどめた。 自身の地盤の但馬の60%の票を集めただけでなく、 梶原氏と平山氏の地盤の丹波、 三木氏の地盤の三田でも37%を占め、 3地域で最多得票の勝利。 前回の政権選択選挙では自民に逆風が吹くなか、 10万9497票で小選挙区で敗れたが、 今回はそれより票を減らしての小選挙区勝利。 民主を嫌った票が維新へ流れ、 維新に票を奪われた民主と維新が並び、 大差での勝利につながった。 自民党は比例区の得票数も最多。 有効得票に占める割合は29・85%と前回選挙を1・92ポイント上回った。 ■三木氏 民主批判の受け皿になった日本維新の会人気で比例区復活当選。 小選挙区での惜敗率は、 49・175と、 近畿比例区で復活当選した同党候補7人の中で最低だったが、 名簿順位が3位と上位に処遇されたことで議席を得た。 小選挙区では、 地盤の三田市で谷氏の後塵 (こうじん) を拝し、 丹波と但馬では梶原氏にも及ばなかった。 比例区では、 日本維新の会が、 三田市と猪名川町で自民党を抑えた。 また、 5区全ての市町の比例区で、 同党が民主を上回った。 有効得票の25・79%を占めた。 ■梶原氏 民主批判の逆風をもろに受けた。 政権選択の追い風に乗り小選挙区で勝利した前回得票から約9万2000票減らし、 3分の1程度にまで落ち込んだ。 前回、 谷氏の倍の得票を得た地盤の丹波で55%減らし、 同じく谷氏の2倍近い得票を得た三田で73%減、 但馬で65%減った。 同党は比例区の得票も、 前回選挙より64%減らした。 前回は有効投票の44・37%を占めていたが、 17・46%まで落ち込んだ。 ■平山氏 05年の郵政選挙以来、 2度目の衆院選挑戦。 獲得票数は7年前より減っているが、 小選挙区の得票率は7%と、 05年選挙の6・8%をわずかに上回った。 三田、 但馬より地盤の丹波で票が落ち込んだ。 比例区の得票は、 前回選挙より0・7ポイント減の5・6%だった。