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切り抜き詳細
発行日時
2012-12-16 9:02
見出し
読書感想文で受賞 城南小・上坂君、八上小・尾形さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/people/index.php?page=article&storyid=869
記事詳細
「青少年読書感想文コンクール」県知事賞を受賞 城南小の上坂壮太君(5年) 城南小学校5年生の上坂壮太君が、 「第58回青少年読書感想文県コンクール」 (県教委など主催) で県知事賞を受賞した。 小学校高学年の部の代表として、 全国コンクールに出品される。 読書が好きという上坂君は、 「苦労して書いた感想文を評価してもらえてうれしい」 と喜びをかみしめている。 上坂君が題材に選んだ本は、 著名な動物学者で篠山市乾新町在住の河合雅雄さんの著書 「少年動物誌」。 ふるさと篠山を舞台にした短編集で、 河合さんが少年時代、 豊かな自然の中で織り成した動物たちとの交流を描いている。 生き物が大好きという上坂君は3年生のときにこの本と出合い、「篠山に動物学者がいるなんてすごい。 どんな少年時代を過ごせば、 動物学者になれるのかな」 と興味を持って一気に読んだという。 今年、 もう一度その本を読み直し、 3、 4日かけて感想文を書き上げた。 感想文の中で、「河合さんは少年時代からしっかりと生きものと向き合い、 その個性を見抜いている」 と驚き、 河合さんにならって、 夏休みの自由研究に 「ぼくんちのうら山生き物記録」 を作成したエピソードを披露。 「すっかりマト (河合さんの幼少期の愛称) になりきっている自分に出会った」 と書き、「僕たちに生きる力を教え、 成長を支えてくれる魅力的な自然を大切に、 学者をめざしたい」 と締めくくっている。 上坂君は、 市の読書感想文コンクールで、 1年生のときから毎年入選を果たしている常連さん。 毎日欠かさず本を読み、 毎月2、 3冊は読破するという。 県内の小中高校1267校から36万4069編の応募があった。 知事賞9人、 県教育委員会賞5人、 毎日新聞社賞9人、 県学校図書館協議会会長賞9人、 県学校図書館協議会賞40人が入賞し、 46人が佳作に選ばれた。 知事賞など15編が全国コンクールに出品される。 毎日新聞社賞を受賞 八上小の尾形美月さん(5年) 八上小学校5年生の尾形美月さんは、 高学年の部で毎日新聞社賞を受賞した。 尾形さんが題材にした 「五体不満足」 は、 スポーツライターで障がい者の乙武洋匡さんの作品。 障がいがありながらも自信を持って、 前向きに生きる自身の姿を描き、 大ベストセラーとなった。 「賞をもらえてうれしかった」 と話す尾形さんの妹も障がいがある。 乙武さんを通してあらためて妹のことを思い、 「障がいがあっても、 みんなと変わらないと思っている妹はすごいと思った」。 そんな乙武さんと妹を見ることで、 自分自身にも自信が持てるようにな ったと言い、 「前は授業中にあまり手を挙げることができなかったけれど、 少しずつできるようにな った。 この本に出合えてよかった」 とほほ笑む。 たくさんの人に感想文を読んでもらえるのなら、 「障がい者だからといってマイナスイメージを持つのではなく、 自分たちと同じように自信を持って暮らしているということを知ってほしい」 と呼びかけていた。