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発行日時
2012-11-25 8:58
見出し
「宇野雪村賞」を受賞 前衛書全国展で 篠山出身の清水恵子さん
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 篠山市東吹出身の書道家、 清水恵子さん (71) が、 今年で61回目を迎えた伝統ある全国書道展 「奎星展 (けいせいてん)」 に出展した前衛書作品が、 全作品中2席に当たる 「宇野雪村賞」 に輝いた。 書道を本格的に始めてから毎年出展し続けてきた全国展。 約50年目にしての栄誉に、 「知らせを聞いて驚いた。 この年になっての受賞に、 『継続は力なり』 という言葉を実感しています」 と喜んでいる。  同展は、 全国最大規模の書道展。 清水さんは、 一般、正会員、無鑑査、 同人と段階を踏み、 ついに前衛書の大家、 宇野雪村の名を冠する大賞を得た。  清水さんの作品タイトルは、 「古代への回想」。 今年5月、 日本の伝統文化を紹介するため、 中東・レバノンで開かれた展示に参加、 古代文明のすばらしさを実感し、 そこで得た感動とイメージを筆に乗せた。  縦85センチ、 横180センチの作品。 生き生きと躍動する線とそこから伝わる味と気迫が評価された。   「イメージが筆に乗ると、 思いも寄らない線が生まれる。 見てくださった人に感動してもらえる作品がつくれてうれしい」 とほほ笑む清水さん。 「書は気力と意欲の源。 受賞を励みにこれからも作品をつくり続けていきたい」 と話している。