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切り抜き詳細
発行日時
2012-11-24 17:29
見出し
石像寺
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3363
記事詳細
年に二回、 丹波の句会の人たちと吟行する。 丹波市周辺で、 片道一時間以内で行ける範囲であること、 その近くで句会ができることなどの条件で、 幹事さんが色々苦心して、 吟行地を探して下さる。 今回は、 市島町中竹田にある 「石像寺」。 七世紀の中頃、 法道仙人の創建と伝わる古刹だ。 天正七年 (一五七九年)、 明智光秀の丹波攻めにより全焼したが、 慶安元年 (一六四八年)、 幸世村円通寺の透関本徹大和尚によって再興されたとか。 裏山の中腹には、 高さ十二メートル、 幅二十メートルに渡って七つの巨石群が屹立、 「磐座 (いわくら)」 として祀ってある。 この日、 朝は良く晴れていたのに、 到着した頃からしぐれ始め、 気温も下がりはじめる。 山門の石段には散り紅葉が吹き溜まり、 晩秋から冬への、 やや寂びた景色が広がる。 山門を一歩入ると、 見事な石庭。 昭和を代表する作庭家、 重森三玲 (明治二九年~昭和五〇年) による 「四神相応」 と題された石庭で、 裏山の巨大な磐座に発想を得てデザインされたという。 四神とは、 中国でその形を動物になぞらえて名付けた四方の星宿で、 東を青竜、 南を朱雀、 西を白虎、 北を玄武というもの。 石庭のそれぞれの方位に、 四種類の動物の形の、 色を違えた石が配置されていて、 それは美しい。 また 「句碑の庭」 には、 高浜虚子と高浜年尾、 星野立子三人の父子句碑、 西山泊雲の句碑があった。 時雨が止み、 日が差すと紅葉の色が急に鮮やかになる。 裏山の磐座へ登り、 鹿の糞を見つけて驚いたり、 なかなか句材には事欠かない一日だった。