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切り抜き詳細
発行日時
2012-11-22 11:06
見出し
「志」感じた市長選
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3359
記事詳細
激戦の丹波市長選挙が幕を閉じた。 市長選に出馬した稲上芳郎氏とは同じ1973年生まれ。 戦いぶりを興味深く見ていた。 若い世代が立候補するのは難しい。 第1に、 陣営が作れない。 同世代は日中働きに出ている。 2つは経済面。 早く立候補を表明し、 選挙運動ができるほど、 蓄えもない。 告示日間際に立候補表明とならざるを得ない。 現職市議に多いように、 自営業者は比較的選挙に立候補しやすい。 会社を辞し、 市長を正業にしようとした稲上氏には、 よほどの思いがあったのだと推察する。 全国の維新政治塾生の人的応援を得て、 超短期決戦で勝つ。 もちろん勝算はあった。 「このやり方で当選できなかったら、 若い世代が市長になるのは不可能」 と何度も言っていた。 市政を間近に見ている立場からすると、 正直、 訴えの中身に甘い部分を感じないでもなかったが、 それを有権者に感じさせない勢いがあった。 敗れはしたが、 仲間に支えられ堂々と渡り合った。 久しく忘れていた 「志」 の言葉を思い出させてもらった。 同時に、 志だけで勝てない選挙の厳しさも再確認した。 (足立智和)