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切り抜き詳細
発行日時
2012-11-22 11:03
見出し
「鼠草紙」複製などを寄贈 神戸の研究者が篠山鳳鳴高に
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6189
記事詳細
元国語教諭の愛原豊さん (79) =神戸市=が11月14日、 篠山藩に伝わり、 今も青山歴史村 (篠山市北新町) に所蔵されている室町時代の絵巻 「鼠草紙 (ねずみそうし)」 の複製品や現代語訳した著書などを篠山鳳鳴高校に寄贈した。 原本は国内外に5巻しか現存していないとされ、 愛原さんが解明に心血を注いできた貴重な文化財。 愛原さんは、 「生徒たちがふるさとに伝わる文化財を自覚し、 郷土愛をはぐくんでもらえれば」 と話している。 鼠草紙は室町時代の創作で、 ねずみを擬人化させた物語。 人に化けたねずみが、 思いを寄せる姫君と結婚したが、 正体を見破られ、 最終的には高野山へ出家するというもの。 篠山藩第10代藩主・青山忠高の妻が嫁入り道具として持参したとされ、 現在は青山歴史村が所蔵している。 現存数が少ない貴重な絵巻で市指定文化財にもなっているが、 これまで本格的な学術的研究は行われてこなかった。 愛原さんは退職後、 「劣化する前に誰かが研究しなければ」 と2009年3月に調査を開始。 これまでに変体仮名を現代語訳した著書を出版したほか、 原本の内容を撮影した写真を印刷した複製 「影印本」 などを製作した。 尊敬する文法学の大家、 山田孝雄さんが明治時代に同校の前身である鳳鳴義塾で教鞭を執っていたことから、 以前から同校を知っていた愛原さん。 今年8月に青山歴史村で開かれた鼠草紙のワークショップに参加していた同校国語教諭の下岡伊津子さんとも縁ができたこと、 同校に所蔵が可能な 「青山文庫」 があることなどから寄贈を決めた。 愛原さんは、 「研究に行き詰まるたび、 山田さんと鳳鳴のことを考えて乗り越えた。 生徒たちに地元の貴重な文化財を知ってほしい」 と感慨深げ。 明山修校長は、 「貴重なものをいただき、 とても感謝している。 授業での活用も含め、 大切に保管していきたい」 と話していた。