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切り抜き詳細
発行日時
2012-11-15 9:02
見出し
夫婦で剣道教室35年 「高城剣道教室」の堀毛さん
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6168
記事詳細
篠山市 (旧多紀郡) では第1号の剣道教室だった 「高城剣道教室」 が発足から35周年を迎えた。 多くの人に支えられながら道場長を務めてきた堀毛孝さん (66) と妻の美紀子さん (63)。 夫妻で日本古来の精神を受け継ぐ武道を子どもたちに伝え、 礼儀や和の心を広げ続けてきた。 時には面越しに竹刀を交え、 語り合い、 支え合いながら歩みを進めてきた2人は、 「教室の子どもたちは自分の子どもたちも同然。 これからも生涯現役で教室を守っていきたい」。 精いっぱい竹刀を振るう小さな剣士たちを見つめながら、 決意を新たにした。 同教室は1978年5月、 福知山商業高校 (現・福知山成美高校) の教員だった堀毛さんが、 「歴史と伝統を持つ、 篠山城下町に育った子どもたちに武道を伝えたい」 と一念発起して開設した。 当時、 篠山には教室がなく、 堀毛さん自身も福知山商業高校で剣道を知り、 大学は名門・国士舘に進学するなど、 市外でどっぷりと剣の道に漬かったという。 発足当初、 子どもたち30人の生徒で始めた教室。 2年目に入ると、 習熟度に応じて内容も変化したが、 当初は堀毛さん一人で指導していたため、 全員に充実した練習を提供することが難しかった。 それを間近で見ていたのが、 当時まだ乳飲み子を抱えた美紀子さん。 夫の夢に共感し、「私にも何か手伝えることがあるかもしれない」と考え、28歳で竹刀を持つことになった。 美紀子さんは、 息子や娘を育てながら、 夫から教えを受け、 1年後には初段を取得。 名実ともに夫婦で道場を引っ張っていくことになり、 以来、 他の指導者にも助けられながら、 多くの剣士を輩出した。 35年の間、 道場で学んだ子どもたちは数知れない。 また子どもが習いに来たことがきっかけで竹刀を持つ保護者も多い。 今月10日には35周年記念の大会が開かれ、 現役の子どもたちやOB・OGらが元気に竹刀を振るう姿を2人で見守った。 卒業後も高校や大学、 社会人で剣道を続ける人も多く、 「剣道を続けてくれていることが何よりの喜び」 とほほ笑む2人。 美紀子さんは、 「まさか自分も剣道を始め、 共に歩むことになるとは思わなかった。 結婚5年目には道場を始めたので、 『高城』 のために嫁いできたようなもの」 とにっこり。 「凛とした雰囲気、 何ともいえない武士道の人間関係などが大好きになった。 子どもたちに社会での付き合い方などを伝えることが私たちの一番の目的で、 プライドでもあります」 と話す。 堀毛さんは、 「なかなか言えないけれど、 家内がいてくれたからこそできた」 と笑顔。 「これからも剣道だけでなく、 人間づくり、 仲間づくりの場として、 教室を続けていきたい」 と話していた。