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切り抜き詳細
発行日時
2012-11-15 9:02
見出し
山の芋の消費拡大に向け“山の芋フェスタ” 篠山市の「ひょうごの在来種保存会」
リンクURL
http://tanba.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=6169
記事詳細
消えていきつつある県内在来種の野菜や穀物の産地振興に取り組んでいる 「ひょうごの在来種保存会」 (山根成人代表) が、 篠山特産の山の芋の消費拡大を図ろうと、 11月11日、 古市コミュニティ消防センターで 「丹波ささやま山の芋フェスタ」 を開いた。 同保存会会員をはじめ、 大阪近辺で店を構える料理人約40人と、 農産物生産者、 丹波篠山山の芋推進協議会会員など、 合わせて約100人が参加。 山の芋のほ場を見学し、 山の芋のルーツを探る講演会を聴いたほか、 一流シェフによる山の芋料理の試食会が催された。 高級品で調理しにくいなどのイメージから、 消費者の山の芋離れが進んでいるという。 この状況を打破すべく、 一流シェフによる山の芋料理の試食会を通じて、 山の芋の大口消費者となりえるプロの料理人たちに新たな食べ方を提案し、 利用促進につなげていこうと企画した。 試食会で腕を振るった一流シェフは、 日本料理をはじめ、 フレンチ、 イタリアンのいずれもミシュラン級のシェフ3人。 和食では炊き合わせなど、 フレンチではグラタンなど、 イタリアンでは菓子などをつくり、 全部で7品披露した。 参加者たちは料理が運ばれてくると、 すぐには食べず、 写真を撮った後、 じっくりと眺めてから口に運び、 ゆっくりと味わうなどして、 互いに感想を交わしていた。 プロの料理人らをもうならせていた 「ペッシェ・ロッソ」 (大阪市東心斎橋) のイタリアンシェフの山中伸彦さんは、 「丹波篠山の山の芋は、 焼くとバサバサになるなど扱いが難しい面もあるが、 他の芋類と比べて繊維が柔らかく、 味も素直なので他の食材との相性が良い。 特に蒸す、 煮ることで山の芋本来の香りが際立ってくる。 適切な調理さえすれば、 大変優れた食材です」 とほほ笑んだ。 山の芋の生産者の1人として、 ほ場見学を担当したJA丹波ささやま山の芋部会部会長の田中政和さん (野中) は、 「我々生産者も、 味や品質の向上に加え、 核家族が多い一般消費者には、 3、 400グラム程度の小ぶりのものを、 プロの料理人には大きなものを、 など立場によって好まれる大きさのニーズにも応えていかなくては」 と述べた。 来年度に同保存会の篠山支部を発足させる予定で、 今回のイベントの世話人を務めた酒井菊代さん (油井) は、 「特産の山の芋を守るためには、 まず多くの人に食べてもらわなくては始まらない。 丹波篠山産山の芋の知名度アップに向けた取り組みをしていきたい」 と話していた。