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切り抜き詳細
発行日時
2012-10-18 9:20
見出し
強いことと弱いこと
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3326
記事詳細
結婚して初めて自分自身の家族を持ち、 子どもが生まれた。 その子が最初に熱を出した時には、 居てもたってもいられなくて、 心底自分が変われたらと願った。 子どもが苦しんでいるのに自分には何もできない。 もどかしくて苦しくて、 生まれて初めて感じた気持ちだった。 その頃は、 この子たちを守りたいと願い、 いつも笑っていてほしいから宝箱に入れて、 不幸の不の字も知らずに生きていってほしいと真剣に考えていた。 今から考えると、 良い思いばかりしていたら、 その子は幸せを幸せと理解せずに育って、 それはなんと不幸なことだろう。 そうは頭で理解していても、 それでも苦労してほしくないと願う。 愛する人を持つことは、 強くもなるし弱くもなることだ。 自分より大事な人のため、 大切にしたい人たちのために、 自然の中でのびのびと育ってほしいと願い、 片道2時間の通勤時間を苦とせず何十年と通い続ける強さ。 愛するものが、 弱る時、 苦しむ時、 辛い時、 自分自身も同じ気持ちに沈んでいく弱さ。 自分が子どもで、 親に守られている時は、 こんな思いは経験したことはなかった。 守るものがなかった時は、 自分が強いのか弱いのかさえもわからなかった。 ただ、 自分の生きたいように生きていた。 自分の問題さえ片付けていれば、 毎日面白おかしく暮らしていけた。 恐くても、 傷ついても、 手間がかかっても、 みんな人を愛してほしい。 人を愛することで、 今の自分より少しだけ良い自分に、 きっとなれるから。 (土性里花・グループPEN代表)