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切り抜き詳細
発行日時
2012-10-7 9:02
見出し
絆
リンクURL
http://tanba.jp/modules/column/index.php?page=article&storyid=3321
記事詳細
三好達治賞を受賞した篠山市在住の詩人、 細見和之さんの講演要旨が過日の弊紙に載った。 それによると、 細見さんは、 「絆」 という文字を取り上げ、 「牛や馬の足を縛っておくひもが絆。 しがらみにも近いのが本来の絆だ」 と語ったとある。 ▼東日本大震災を機にクローズアップされた 「絆」 だが、 私たちは、 家族の絆も地域の絆も、 自分を束縛するものとして拒否してきた過去がある。 おかげで家族や地域のつながりが断ち切られ、 家族は同じ屋根の下に住む他人になり、 地域には隣は何をする人ぞという人間風景が現われてきた。 ▼戦後、 私たちは 「個人の自由」 に重きを置いた。 しがらみは個人の自由を束縛するものであり、 うっとうしいもの。 本来、 しがらみを意味する絆が踏みにじられたのは当然と言える。 ▼ 「自分のために生きる」。 個人の自由が重んじられると、 これが理想の生き方になる。 その生き方を貫く中で、 人間関係が分断され、 あえて絆を取り戻さなければならなくなった。 ▼NHKの 「プロフェッショナル仕事の流儀」 でキャスターを務めた脳科学者の茂木健一郎さんが面白いことを言っている。 「番組に出てくるゲストには共通点がある。 それは、 自分のためではなく、 他人のために何かしていること」。 他人のために生きることを見直したい。(Y)